alive

昨年秋から、仕事終わりで帰宅中、頭がフラフラしていた。
まぁ前から首の骨格が悪いし、仕事後だから疲れが溜まっているのだろう。
あまり深刻に考えなかったが、段々酷くなる。
年末近くになると、仕事中の午後にはなったり、午前中からなったりし始めた。

さすがにちょっとなと思い、仕事後に掛かり付けのクリニックを受診。
診察をして、いつもの首の骨格からだと思うが、一応レントゲンとMRI検査。
何度もやっているMRI。でも2度撮られた。

MRIの結果を医院長に説明してもらうのを待っていると、何やら病院内が慌しい。
どうやら他の患者が重篤なようで、「家族と連絡は取れたか!?」とか言ってる。
大変だなぁと見ていると、MRI影技師が、
「あなたも大変だけど、こっちがもっと大変だから」とサラッと告げた。
「え?何かあったの?」とMRI画像を見ると、3年前とは違う所が。
ようやく医院長がやって来て、MRI画像を見るなり「ああ、あかんがな・・・。」

告げられた結果は、小脳の出血。
3年前に撮ったMRI画像には無かった太い血管が出来ていて、
どうもそれが破れてるよう。
今すぐ緊急入院!救急車を呼べ!家族を呼べ!とりあえず動くな!と告げられる。
とにかく田舎の母親にすぐ来てとTELし、会社の上司にも連絡。

そうこうしてるうちに、横の重篤のおっちゃん用の救急車が到着。
搬送されて行った。
さて私はと言うと、今すぐ運ばれると、このおっちゃんとは別の病院になる。
医院長は専門の同じ所に入院させたいが、救急車は搬送先は選べない。
超苦肉の策として、一旦帰宅し、明日改めて自分で入院すると言う事に。

え?そんなので大丈夫なの?と思いつつ、セローでゆっくり帰宅。
帰宅してすぐ入院準備。身辺整理をする暇は無い。
深夜に駆け付けてくれた母親に事情を説明し、
寝てる時に様態が急変したら、希望搬送先と渡す書類を頼み、就寝。

ぐっすり眠った翌朝、まずタクシーでクリニックへ。
もうこの家に戻って来る事は無いかもなと、ふと思う。
クリニックで再度MRI画像を見ながら説明を受け、タクシーで国立病院へ。
緊急外来受付をして、すぐ診察。ここから車椅子に乗せられる。
持参した書類と画像には、見たい角度の画像が無いとかで、再度MRI

すると、小脳の出血は見当たらないと。
それどころか、映っていた新たな血管その物が無いと。
極たまに何かの作用でない物が映り込む事があるようで、それだろうと。

クリニックでは2回も撮って、2回とも映ったのになぁ?
あれ?と言う事は、もう帰って良いの?
と思っていたら、出血は無い換わりに、脳梗塞があると。

・・・・OH.・・・リアクションに困る事案だ。

結局、当初の目的とは違う形で、そのまま入院。
集中治療室に入れられ、心電図を付けられ、検査開始。

見つかった脳梗塞自体は小さい物で、
このタイミングで撮ったから発見出来たので、
MRIを撮らなかったら気が付かずに、そのまま無くなっていた程度らしい。
それでも症状が出てるか調べる為、血圧・体温・採血など。
それと同時に、名前・日付・現在地を聞かれ、手足が動くか、
物をちゃんと、自分の思い通りに触れるかを確認。
これを毎日朝昼晩就寝前に繰り返しやられた。

また少量の水を飲み込むテストをクリアーしないと、
食事も水分も摂らせてもらえなかった。
ただ重篤じゃないし症状も無いので、翌日には一般病棟へ移動。
だがそこから数日間、偏頭痛に悩まされ、まともに食事も摂れなくなった。

その間も検査は続き、心臓周辺と首の動脈のエコー検査、
24時間の心電図検査など。
結果、若干の不整脈はあるものの、心臓に異常無し。動脈硬化も無し。
つまり、原因不明で、何処からか血栓が飛び、心臓を通過して脳まで達した様子。
若年性と言う事で、なりやすい体質なのかもしれない。

対策としては食生活の改善。塩分・糖分・油を控え、野菜魚中心にする。
薬は血液をサラサラにする物を中心に、何種類か。
後は日々の運動。登山のように週末にキツイ運動ではなく、毎日少しずつ。

ただこれで、今まで偏頭痛の時に飲んでた薬が飲めなくなった。
偏頭痛の薬は、症状が出た時に血管を収縮させて痛みを和らげる物。
脳梗塞血液サラサラ薬とは真逆の物なので、厳禁となった。
つまり、今後偏頭痛が出た場合、市販の大して効かない鎮痛剤しか飲めない。
今までの経験から、専用の薬じゃないと頭痛と吐き気で数日寝込む事になる。
それでも脳梗塞で死ぬよりマシか。

8日間で退院し、翌日からリハビリがてら近所をウォーキング。
最初は少し歩いただけで座って休まないと行けないくらいだったが、
続けてる内に3~4時間歩けるようになった。
正月明けから仕事復帰するも、また体調が悪くなってクリニックへ。
元々の受診理由の、頭がフラフラすると言うのは脳梗塞とは関係無く、
それ自体は全く改善されてない。
クリニックで数種類の眩暈に効く薬をもらい、整体にも頻繁に行くようにしてる。
これで少し改善はしてると思う。

が、何度もクリニックに通う内に、インフルエンザを移された。
また仕事を休み、5日間の外出禁止。
少しは動けるようになったのに、またイチからだ。
6日目から動き出し、徐々に動けるようになって来た。

先日はボルダリングジムに体験で行って来たし、
今日は退院後初めてバイクに乗った。
どちらも途中で眩暈に襲われたらどうしようと思ったけど、大丈夫だった。
ただ、仕事はまだセーブしながらだし、
登山のように心拍数が上がる物はまだ怖い。

11年前のガンといい、今回の入院といい、親には心配ばかり掛けてる。
独り身で好きな事ばかりやって来てるので、悔いが残るような事はないけど、
親より先に逝くと言う親不孝だけは何とか避けたい所。

あと、やっぱり宮崎駿監督の新作と、エヴァの完結と、
ゆるキャンの続編は見ないと死に切れんな。


キャンプのマナー

先日友人と下北山にキャンプに行った時の事。
夜遅くヒュッテにチェックインした大学生のグループが、夜中の2時を過ぎても騒ぎ、
挙げ句にフリーサイトのステージに上がって騒ぎ出す始末。
堪り兼ねて夜中に管理事務所に電話を掛け、
あのバカ共を何とかしてくれとお願い。

...言葉が過ぎました。

あのキチ○イ共を何とかしろ!とクレーム。

管理事務所に電話が通じなかったら、警察を呼ぶところだった。
それでも電話後1時間は騒がしかったから、本当に注意したのか不明。
眠れたのは明け方になってから。
本当にこんなことがよくある。
テントを張ってる人達が騒ぐ事はあっても、彼らはそれなりの時間で寝るので、まだマシ。
問題なのはキャンプのマナーも知らずにヒュッテ.バンガローに泊まってる奴ら。
まあバカには何を言っても通じないだろうから、こっちから距離を置くしかない。
下北山だといつものフリーサイトの広場ではなく、
一番バンガローから遠い降り口付近に陣取ろう。

何より、今後ヒュッテ.バンガローのあるキャンプ場は出来るだけ避けよう。

キャンプ・渡瀬温泉緑の広場。

週末はキャンプ。
適度にツーリングし、温泉が近くとなると、毎年行く渡瀬温泉周辺が良い。
今年の仙人風呂は、工事の影響で開始が半月ほど遅れるそう。
それならむしろ空いてるかも?

セローにキャンプ道具を積んで出発。
場所もよく知ってるし、途中の山越えの凍結も考慮して、
AM8:30出発と言う、私にしてはかなりゆっくりな出だし。
R168をのんびり南下して、熊野本宮周辺へ。
まずは木魂の里野営場を覗いて見ますが、結構人が多い。
やっぱりファミリーのあまり来ない緑の広場か。
途中の仙人風呂辺りは、道路も含めてガッツリ工事中でした。



ここをキャンプ地とする。
空いて見えますが、今までで一番人が多く、最終的に満員御礼になりました。



ちょっと遅めの昼食を食べながら、早速焚き火台で炭を熾します。



キャンプでYAKIIMO!
一度やってみたかったんです。
洗ったサツマイモを濡れた新聞紙で包み、更にアルミホイルで包む。
火が落ち着いたら投入し、小一時間待つ。



良い感じに出来た。美味し。
この方法で焼き芋をやると、皮の周辺に食べられない部分が結構出るので、
ちょっと大きめの芋を使った方が良いかも。



焼き芋を堪能したら、川向いの温泉。
日中はかなり暖かかったのですが、日が落ちると急に冷えて来たので、
温泉が気持ちよく、ゆっくり温まりました。
温泉を上がる頃には、辺りは暗くなって来てました。



狭い川沿いのキャンプ場に、かなりの数のテントが並んでます。



この日の夕食はと言うと、キャンプでODEN!
・・・前回と一緒。物も一緒。



でもやっぱり美味し。



デザートに鶏ごぼう缶詰。



早い時間から暗いもんだから、食事が終わってもまだまだ19時台。
後はのんびりイヤホンで音楽を聴きながら、焚き火を堪能して就寝。

AM6:30起床。
気温的にはそこまで冷え込まなかったのですが、
暖かいと思って薄手のタイツのみで寝たので、明け方腰周りが寒かった。



すぐに残しておいた薪に着火して、暖を取ります。



朝食はカレー麺。
堪能したら、焚き火の火が消えるまでのんびり過ごし、
撤収して来た道を帰宅。
山越えするまで結構冷えました。

今回は思ってたより人が多く、静かにのんびりキャンプにはなりませんでしたが、
焚き火・温泉・焼き芋・おでんと、それなりに堪能出来ました。


加藤文太郎と六甲山。

加藤文太郎
大正から昭和初期に活躍した、日本を代表する登山家。
単独行のスタイルで、「孤高の人」と言う小説のモデルにもなった人。
神戸の会社に勤めながら山を登り、六甲全山縦走をした事でも有名です。

その加藤文太郎の遺品や文献を展示する催しが、六甲山でひらかれています。
山を登っている関西在住としては、是非見ておきたい。
六甲ならバイクでも行けますが、これに行くのに自分で登らない手は無い。
目的地は自然保護センターと決まっているので、何処から登るか?
どうせなら今まで登ってないルートと言う事で、
六甲の北西の炭ヶ谷から登る事に。

電車を乗り継いで、谷上駅へ。
コンビニで買出しを済ませ、AM8:30登頂開始。
・・・登山口が分からない。
地図やGPSで見るも、どう見ても登山口が無くなってる。
台風の影響かな?
それでも無理やり入って行き、ようやく道標を発見。



ここまで出ると、後はしっかりとした道。





まぁ六甲のしては、踏み後が薄いですが。



石楠花山到着。かなり分かり難いピークで展望は無し。





少し行った所に立派な展望台があり、そこからの眺めは良い。
ここでコーヒータイム。
それにしても、ここまで誰とも会わない。
ここから一旦黄蓮谷を下ります。



これ何だ~?
正解は鉄塔を真下から見た所。
黄蓮谷から徳川道へ。ここでようやく登山者を見掛けました。
徳川道を杣谷峠へ向います。



途中で新穂高と言う標識を見掛けたので、行って見る事に。
ところが、これが大変でした。
本来の登山道では無い上に、踏み後がかなり薄いし急登。
おまけに地図に載ってない踏み後も多く、更に途中で踏み後が無くなる。
GPSで確認しながら、何度も行っては戻りを繰り返し、ようやく新穂高に到着。



苦労したのに展望無いし・・・。



近くのシェール槍は展望良いのになぁ。
結局新穂高往復で1時間以上費やしました。
杣谷峠から西六甲ドライブウェイに出て、ようやく自然保護センターに到着。



曇ってるけど、景色は良い。
文太郎展はそれ程混んでないようだし、まずは昼食。





カレーメシにサラダパスタを入れた物。美味し。
コーヒーも堪能し、さて文太郎展に・・・・と思ったら、
ウギャッ!目の前で100人規模の団体さんが入場して行く!
恐る恐る入ってみるも、身動きが取れない。



一旦出て暫くして入ってみるも、展示物に近づく事も困難。
更に暫く待って、団体さんが出てようやく見学出来ました。







僅かな展示物ながらも、見入ってしまいました。
結局30分ほどロスしたので、急ぎ下山して行きます。
ルートは歩いた事の無い天狗岩南尾根。



天狗岩からは神戸の絶景が拝めました。





登山口近くで、何かの罠を発見。
イノシシかなぁ?
下山ルートも誰とも会わず1時間程で下山し、バスと電車を乗り継いで帰宅。

加藤文太郎展は小規模ながらも、行ってよかったです。
それにしても、軽く登ってから見るつもりだったのに、
結局7時間の山行になっちゃった。
ま、静かにのんびり登れたので良かったです。
低山はこれからが楽しい季節です。

バイク用ブーツあれこれ。

ブーツネタが続きますが、今度はバイク用。

私はバイクに乗る時は、出来るだけ安全な装備で乗りたい。
足元も、ライディングシューズじゃなく、ロングブーツで。



今まではジャンニファルコのアルゴンと言うブーツを履いていました。
これは合皮で、一応ウォータープルーフで、1時間位なら雨も耐えました。
履きやすくて重宝してたのですが、



使い込んでボロボロに。
ソールに穴が開いてるし、合皮なのでレザーワックスも受付けない。
それにちょっと爪先に指がつかえる感覚が出だしました。
もう10年以上履いてるし、買い換えましょう。

と思い立ったのが数年前。
それ以来ずっと代わりのブーツを探していました。
私が欲しいのは、防水のロングブーツ。
ですが、店頭に行っても無い無い。
店員に聞いても、何処も売れないから置いて無いと言われます。
何でも最近はみんなショートシューズタイプを履く人がほとんどだそう。



私もライディングシューズは履いています。
ゴールドウィンのGSM1044。
メッシュなのに防水と言うちょっと面白いシューズ。
幅広で履き心地も良く、数km歩いてもへっちゃら。
ですが、防水なのにタン(ベロ)の部分に防水性が無い。
だからライディング中に雨に降られるとあっさり浸水します。
ライディングシューズとしては、設計ミスなんじゃない?
そして当然の事ながら、ショートシューズなので、
ロングブーツよりかは安全性が劣ります。
でも履きやすいし涼しいし、夏場や近場ではよく履いています。
ロングの時はサッカー用の脛あてを兼用して。
でも冬場は安全性も気になりますが、パンツの裾から吹き込む冷気が冷たい!
そんな訳で、寒い季節になるとロングブーツを探しまくっていました。

今年も寒い季節となったので、また探し出してます。
ネットで調べると、アルパインスターズ・ガエルネ・ゴールドウィン・TCX・フォーマ
ダイネーゼ・コミネなど、結構ラインナップとしてはあるにはある。
ですが店頭にあるかと言うと、それは別。
何日も何件も探しますが、小さいのばかりで店頭で試着出来たのは、3つだけ。



関西にあまり売ってないコミネのブーツ。
ゴアテックスで防水性は問題ないのですが、このブーツにはちょっと問題が。
ブーツの開口部分が狭く、自分のサイズのブーツでは足が中まで入りません。
途中で止まってしまうのを防ぐには2サイズほど大きいのを選ぶ事に。
私の場合、それだと29cmとかになるので、却下。




続いて、KTM アンデスブーツ
アルパインスターズのアンデスブーツの、
一つ前のモデルがKTMブランドで出ています。
レザーだし防水だし値段もお手ごろなので、かなり良い。
KTMの文字も小さいから、それほど気にならないし、すぐ消えてしまうでしょう。
このブーツはKTMショップでしか売っていないので、行って見ました。
あるにはあったのですが、店頭にあるのは残念ながらちょっと小さい。
一つ上のサイズをとなると、取り寄せたら絶対購入になるそう。
土踏まずから踵がかなり細く、脱ぐのに難儀したくらいなので、
一つ上で満足出来るか不安だったので、保留。



続いて、TCX X-FIVE EVO
フルグインレザーでゴアテックス
行った店頭では小さい物しかありませんでしたが、
他店舗なら希望サイズがあるとの事なので、今日朝一で行って来ました。
TCXは昨年にタイチとの代理店契約が切れたので、
在庫品が格安で売っています。
これも元は37800円もしますが、半額の18900円です。
爪先が細くなっているタイプなので、足に合うか心配でしたが、
44(27.5cm)なら大きめで大丈夫。
厚手の靴下でも問題ないのを確認したので、即決購入となりました。
そのまま履いて70~80km走って帰りましたが、全く問題無し。





ロングと言うより、セミロングくらい。
牛革なので、使い込むほどに馴染んで来るでしょう。
脛にはプレートが入っているので、安全性も高い。



ゴアテックスのプレートが高級感を増します。パンツで隠れますが・・・。
ちなみに前のブーツと比べると、





うん、ほぼ一緒!丈もデザインも!
片足だけ間違えても誰も気が付かないレベル。

ゴアテックスのロングブーツが格安で買えたので、
数年間探した甲斐がありました。


おまけ
もう一足ブーツがあります。



セローの林道用に買ったフォーマのアドベンチャー
アドベンチャー&オフロード用のブーツで、防水です。
完全なオフブーツではないので、そこまでガチガチではありません。
プロテクションもそれなりで、結果それで足首を骨折したのですが・・・。
でも歩きやすくて良いブーツです。
何より格好良い。



アドベンチャーと言う名の通り、アドベンチャーモデルには最適。
なのですが、私にはこれでVストのシフト操作をする事が出来ませんでした。
セローなら小さいし感覚で無理やりやっていたのですが・・・。
これで操作出来ていれば、こんなに悩む事も無かったんですけどねぇ。


登山靴ソール交換&買い替え・その2。

ちょっと間が開きましたが、登山靴のソール交換&買い替えの続き。



2016年4月にソールを張り替えた、ザンバランのペルモ。
アルパイン系のソールは岩場でしっかりグリップし、好印象。
が!ソールの減りが早い!あまりにも早い!

前回、少し早めにソールを張り替えたのは、
その年の盆に北アルプス縦走を計画していたから。
それも黒部五郎岳鷲羽岳水晶岳~雲ノ平~薬師岳と言う、
土と小石ばかりで、危険な岩場はほぼ無い、
ハイキングシューズでも行けそうな所。
そのルートを5日間歩いただけで、もうそろそろ次のソール交換を・・・、
と言う状態になってしまいました。

いやいやいや!早過ぎるでしょ。

北アルプスまでに1泊を2回程履いているとは言え、それもほぼ土の所。
2017年は北海道ツーリングやら骨折やらで、ほとんどこの靴の出番は無し。



そして今年の南アルプスで、完全に終了しました。

どんだけ減りが早いんだ・・・。

でもまぁ減ってしまったのは仕方ない。
では、これをどうするか?
上物はまだまだ大丈夫でも、ソール交換は気が進まない。
ソールと一緒にヘリゴムの交換も必要だし、
そもそも変形してしまった爪先を元に戻せるか不明。
そんな状態で2万円も出して2回目のソール交換をする気にはなれませんでした。

と言う訳で、縦走用の登山靴を買い替えです。
ザンバランの物を暫く履いていて、思った事は・・・、
もう少し軽い靴が欲しい。
ペルモはオールレザーの、ちょっと重い昔ながらのスタイルの靴。
それにセミワンタッチアイゼン対応のコバ、ハイキング用のソールと言う、
今から考えると、ちょっと何処を目指してるのか分からない靴でした。
それに途中からアルパイン系のソールを入れたもんだから、余計変な感じに。

バイク乗りの方に分かりやすく説明すると、
レトロな空冷リッターバイクに、何故か最新のリアサスが組んであり、
でもタイヤはツーリングタイヤだったんだけど、
ショップにタイヤ交換を依頼したらハイグリップタイヤ入れられちゃった、って感じ。

新しい登山靴の希望は、軽くて、テント泊縦走に耐えられる事。
雪山は行かないので、ソール交換の高いコバ付きは避けたい。

何件かショップを回って見ましたが、
軽いとなると、岩をメインとした、クライミングゾーン&コバの付いたアルパイン系。
縦走となると、しっかりした重いレザーの重登山靴。
と言う2択になります。
結局そうなるか・・・。軽い重登山靴なんて無いんですよね・・・。
色々履き比べて、候補を幾つか上げました。

まずは、軽さ重視のシリオ P.F.430。


縦走もこなす靴でありながら、560gと言う脅威の軽さ。
履き心地もしっとりしていて、歩いたら笑えて来るくらい軽い。3万1320円。

続いて、軽さ&岩場重視のサレワ クロウ。


ミドルカットの靴で、クライミングゾーン&コバの付いた岩系。
カッチリした履き心地で、660gと軽い。3万4560円。

続いて、岩場重視のスカルパ クリスタロ。



かなりカッチリした履き心地で、コバは付いていない。
800gと軽量とは言えないが、2万7千円と他よりかなり安い。

最後に、縦走用のローバー ティカム2。



レザーにハイキング用のソールを付けた、最新モデル。
程よいフィット感で、当然コバ無し。
レザーなので重い820g、4万2120円と一番高い。

この4点で考えます。
まず、一度は超軽いシリオ430にしようかとも思いましたが、
これは手持ちの日帰り用シリオ46と被る。
シリオの2~3桁の数字は、最初の文字が対応山域を示していて、
小さい方から大きい方へ、段々と高いハードな山用となります。
今使っている46と430を比べると、若干430の方がハード寄りではあるものの、
ほぼ一緒のクラスなので、縦走用として買い換えるのはちょっと違う。
むしろ、46がダメになったら、これに買い換えるべきかも。

続いて、サレワ クロウ。
カッチリしてて軽くて良いのですが、やっぱり縦走用じゃない。
それにちょっと足に当たって痛くなりそうな所もあった。
北アルプスの岩場専用には、面白そうな靴でしたが。

続いて、スカルパ クリスタロ。
軽くは無いけど、縦走には耐えそう。安いし。
ただし、スカルパを選んで、後に足が痛くなったと言う事例が多数あり。

最後に、ローバー ティカム2。
実は大本命で、履き心地最高。見た目も最高。
ただ重い高いのと、ハイキング用ソールが気になる。

クリスタロとティカム2で悩んだので、片足ずつ履いて歩いてみます。
すると結果は明らか。ティカム2に軍配です。
岩系の靴はソールが真っ直ぐで、一歩一歩ベタベタと歩く感じ。
一方縦走用はソールが湾曲していて、コロンコロンと次の一歩が出る。
岩に強いのは魅力だけど、それが必要な岩場なんて、私の用途の2~3%くらい?
それ以外の97~98%は土・小石・根っこの道です。
それならば、その大部分に合った靴を選ぶべき。
と言う事で、重い高いけど、ローバーのティカム2に決定です。







2足を比べると、新しいティカム2の方が若干ハイカット。



ソールは全く違う。
ティカム2は、ペルモの元々のソールより、更にハイキング寄り。
モデルチェンジ前のソールは、もう少しトレッキング寄りでした。



重量の実測は、ペルモが902g。



ティカム2は873g。30gほど軽くなった。
ちなみに、このティカム2はノーマル木型。
日本ではローバーの登山靴は、幅広のWXLを選ぶ人が多いのですが、
私が履いた所、このWXLより細いノーマル木型でしっくり来ました。
ちなみにティカム2にはノーマル木型モデルとWXLモデルの両方があります。

で、早速その新しい登山靴を試して来ました。
まず向ったのは、記事にもした雪彦山
ここは関西の日帰り低山の中でも岩が多い所。
日帰り装備で登ってみた所、問題無し。
ティカム2は爪先が丸くなっているので、さすがにクライミングゾーンのある靴ほど、
しっかり岩をグリップしてくれる感じは薄いですが、気を付ければ大丈夫。
それにこの雪彦山でさえ、岩場は5%以下ですし。

続いて、テント装備で大峰山
ここは岩の全く無い土根っこの山。(修験道には岩はあります。)
試して見たところ、何て歩きやすいんだ。
ペルモの元のソールの時はまだしも、交換後のソールはクッション性が薄く、
長距離歩くと親指側の足の裏が痛くなっていました。
このティカム2はクッション性も良く、2日間14時間歩いても痛みはありません。
まぁ、クッション性が薄い分、岩の感触は分かりやすかったんですけど。

ティカム2は甲の部分で一旦紐をロック出来たり、
シューレースにベアリングが入っていて、横にずれて紐が切れ難くなっていたりで、
お高いのですが、最新の技術が投入されているので、その価値はありそうです。



まだまだ2回しか履いていないのですが、
今まで履いた4足の中でも、一番ベストな物を選べた気がします。
これから長い相棒になりそうな予感。






キャンプ・野底山森林公園。

週末は友人達とキャンプ。
今回行ったのは、長野県飯田市の野底山森林公園。
そこに行く前に、磐田にも寄って行きます。

AM3:20出発。
名神新名神~東名阪~伊勢湾岸~東名と進み、磐田へ。



見付天神に到着。



ここは霊犬悉平太郎を奉っている神社。
悉平太郎(信濃では早太郎)とは、その昔悪さをしていた妖怪を退治する為、
信濃から出向き活躍したと言う伝説がある、名犬です。





牛。



奥に進むと霊犬神社があります。



その横に、悉平太郎の墓。
少し待って、神社の物販へ。



犬みくじゲット。
まゆ毛がりりしいぜ。
腰の茶色いのは、腹巻じゃなくて腰蓑。

ちなみにこの神社はゆるキャンの5巻に出て来ます。

磐田を離脱し、駒ヶ根に向います。
紅葉見物でペースの遅いR151で飯田へ。
そこから流れの悪いR153で駒ヶ根へ。



光前寺到着。わんこ寺巡礼です。





磐田より更に厳つい系。
ここから早太郎は派遣されたんですね。



こちらの早太郎のお墓にも参ります。



こっちでも犬みくじゲット。
負けたぜ、この犬どもめ。



光前寺を後にし、向ったのはこまくさの湯。



温泉に入る時間はありませんが、ちょっと遅めの昼食を。



ミニソースかつ丼きたー。
かつの下はたっぷりキャベツで、ご飯は本当に少なめ。美味し。

ちなみに、ここまで全てゆるキャンの3巻に出て来ます。

堪能したらキャンプ場へ向います。
R153は流れが悪かったので、フルーツラインで。





友人達はもう到着済み。
テントを張って、まったりします。



磐田と駒ヶ根の犬みくじ競演。
ちなみに両方とも大吉で、運を使い果たしたようで逆に凹む。
全員揃ったら温泉に行き、買出しをして夕食準備。



パックのおでんを温めただけ。
それとホット梅酒。



デザートに鯖缶



焚き火で暖を取りながら談笑し、就寝。


翌朝起きると、焚き火台にウッドキャンドルが設営されてた。





そして忠実にゆるキャンを再現。
な!!鍋乗せなくてよかっただろ!?



朝食は残ったおでんにうどんを投入。美味し。



まったり過ごし、テントを撤収。





紅葉の綺麗なキャンプ場で友人達と分かれ、高速で一気に帰宅。

今年最後のみんなでのキャンプツーリングでしたが、
思ってたほど寒くなく、逆に日中は暑いくらいでした。
また楽しいメンバーで、来年もキャンプに行きたいと思います。


それにしても、キャンプツーリングと言うより、
ほぼ、ゆるキャン聖地巡礼だったなぁ。