山登り・大峰山その1 山上ヶ岳~大普賢岳。

週末は山登り。
今年最後のテント泊登山に、大峰を選択。
大峰山系は弥山・八経ヶ岳へは登っていますが、山上ヶ岳周辺はまだ。
ウチからだと微妙に遠いので、日帰りは厳しいのと、
テント場があまり無い気がしてたので、ちょっと足が向きませんでした。
調べると、山上ヶ岳の先にテント適地があるようなので、行って見ます。

AM5:00出発。AM7:30登山口に到着。



有料駐車場に停めます。
バイクで泊まりと言ったら、屋根付きのガレージに停めさせてくれた。
準備をして登山届けを出して出発。
まずは山上ヶ岳へ。

大峰山は古来より宗教と密接な繋がりの有る山で、修験者の修行の場でした。



そして山上ヶ岳と言えば、この女人結界。
今でも宗教上の理由から女人禁制となっています。

ちなみに登山的な意味合いでの大峰山は、最高峰の八経ヶ岳ですが、
宗教的な意味合いだと、この山上ヶ岳を示します。



道は良く整備されていて歩きやすい。
ここで大峯奥駆道に合流。





道中に休憩小屋がいくつかあります。



もう山頂の大峯山寺の戸閉式が終わっているので、修験者は誰もおらず、
この山の中にあるフードコートも営業終了していました。
やってる所を見たかった。

ここからは山頂への楽なルートと、昔ながらの修験道に分かれます。
もちろん修験道へ。



ここはクリアー。



ここはパス。
65Lザック背負って登る所じゃない。



いよいよ境内(?)へ。



肩に縄を掛けて逆さに吊るされる業で有名な、西の覗。



中々のたまひゅんスポットです。



宿坊も閉じられてるので静か。



山上ヶ岳山頂にある大峯山寺に到着。



山頂のお花畑から、明日登る稲村ヶ岳を確認。



一息入れたら先に進みます。
ここから稲村ヶ岳へ向う人が多く、奥駆道を進む人は少ない。



暫く歩き、この日のテント場、小笹宿に到着。





小さな避難小屋。快適に過ごせるのは3人までかな?



ここをキャンプ地とする。
今までで一番凄い所です。
もちろん女人結界の中で、世界遺産の中。

ちなみにこの小笹は、昔は宿坊が何件もあったそうです。
今では大峯山寺へはポンプで水を上げてるそうですが、
昔は水が無くて山上ヶ岳山頂付近は人が住めず、
水場があるここ小笹で宿泊し、周辺へと修験に出向いていたそう。

昼食を食べたら、大普賢岳に向って出発。





OH...倒木が....。
今年の台風の爪痕が至る所に。



女人結界を一旦出て進みます。
全く人がいないので、用心の為に熊鈴を鳴らしながら歩きます。







普賢岳に到着。
ここは和佐又山から登るルートが面白いようで、その内また来ようと思います。



遠く稲村ヶ岳が見えます。
明日はグルッと歩くんだなぁ。
時間が無くなって来たので、コーヒーを飲んだら急いで戻ります。



途中に何箇所もイノシシの掘り起こした跡を発見。



PM4:10テント場に帰還。
秋の日は釣瓶落としと言われますが、この時期にしては戻るのがギリギリだった。



避難小屋泊りの人達と暫く談笑し、夕食を食べてのんびりしたら就寝。
この日の活動は8時間15km。

翌日に続く。