山登り・八経ヶ岳。

週末はテントを担いで山登り。
今回登ったのは、初めての奈良県大峰山系の八経ヶ岳
日本百名山であり、近畿最高峰でもあります。
大峰山系は日帰りからロングトレイルまで数多くのルートがあり、
前々から登ってみたいとは思っていたのですが、
ウチからだと登山口までかなりの距離があり、日帰りは厳しい。
その為、登るのを見送っていましたが、テントがある今なら無問題。
ただし公共交通機関があまり良くないので、縦走は難しくピストンになります。

AM6:00出発。
いつもの下北山でキャンプをするルートで、
途中からR309と言う名の酷道に入ります。
ひたすら登って、AM9:00前に駐車場のある行者還りトンネル西口に到着。



既に満車でしたが、バイクで泊まりと言う事で、
一番奥のスペースに停められました。
今回はルートが短いので、
65Lザックにウエイトとして2Lのペットボトルの水を入れています。
ちなみにスタートしてすぐ川があるものの、途中に水場は無く、
通常水は小屋で購入する事になります。



では登山届けを出して登頂開始!
まずはテント場のある弥山を目指します。
八経ヶ岳は標高1915mあり、手前の弥山でも1895mありますが、
この登山口の時点で1094mもありますから、標高差は800m程度です。



橋を渡ったら、後はひたすら激登り!





1時間程で縦走路である大峰奥駈道に出ました。



ここから暫く尾根を歩き、理源大師像に到着。



この辺りから弥山への激登り。
最近ようやく登りの歩き方が分かった気がします。
テントを担いででも大きく息を切らす事はなくなったし。



目指す弥山が見えて来ました。



木々が少なくなり、絶景も見え出しました。



3時間程で弥山小屋到着。





まずは荷物を置いて、弥山の山頂へ。
三角点が判らなかったので聞いたら、小屋の人も知らないらしい・・・。



小屋から少し離れた広場にテント設営。この時点では3張。
雨具と水と行動食だけ持って、散策へ出発。



25分ほどで八経ヶ岳山頂到着。



記念撮影。
まだまだ時間があるので、その隣のピークまで。



明星ヶ岳到着。
向こうに見える八経ヶ岳とは違い、ここはあまり人が来た形跡がありません。



ずっと向こうまで続く大峰奥駈道。
ここから一旦頂仙岳の方へ向かい、狼平小屋を経て弥山へ戻ろうとしましたが、
装備類は一式置いて来てるし、途中で暗くなりそうだったので引き返しました。



弥山のテントに戻り、暫くまったりしたら夕食。
私的に定番のマルタイ棒ラーメンとカルパス。
肉気のカルパスはまだしも、そろそろ棒ラーメンの味に飽きてきた・・・。



暗くなるまで流れる雲を見たり。
雲は完全に眼下です。



就寝前のテント場はこの通りの盛況ぶり。
見えてないテントも5~6張はありました。
白山の南竜ヶ馬場並みですね。

暗く成り出したので就寝。
暫くすると、遠くで音楽が聞こえ出しました。
誰かの音楽プレイヤーかなと思っていたら、途中で音色が変わり、
聞こえて来たのは般若心経と太鼓の音。
そう言えば大峰山系は登山の山と言うよりは、修験者の山。
山々は仏教にちなんだ名前が多いし、
来る途中も法螺貝を吹きながら登っている団体さんもいたのですが、
格好を真似てるのかと思っていたら、もしかして本当の信者なのかな?
小屋も登山の山荘と言うよりは、修験者の小屋の意味合いが大きいのかも。
どちらにしろ、大峰山系での小屋泊はちょっと遠慮したいかな・・・。

夜中に起き出して空を見ると、満天の星空。
ただ月が明る過ぎだったのが残念。

AM3:30起床。
パンとコーヒーで朝食をパパッと済ませ、防寒着とコーヒーセットを持って出発。
ヘッドライトを点け、八経ヶ岳へ向かいます。



八経ヶ岳山頂で日の出を待ちます。



そしてついに日の出。
雲海・大普賢岳越しの御来光です。



朝日に染まる大峰山系。
堪能したのでテント場に戻ります。
強風の中テントを撤収。



テント場から見た下界は、雲の中でした。
AM6:00下山開始。



ゆっくり下山して行きますが、山頂直下の階段がツライ・・・。
稜線でかなりガスって、雨具を着るかどうかと言う所でしたが、
着る事も無く、AM8:15無事下山。
持って上がった水は2L+ハイドレーション1.8L+お茶500mLでしたが、
下山後は残り1L程でした。
1泊2日の登山では水は3L強必要と言う事ですね。

バイク装備に着替え、パッキングをしたら出発。
来た時とは反対に、洞川方面に向かいます。
まだまだ一日の始まりでしたが、さすがに疲れて眠いので真っ直ぐ帰宅。

今回は始めての大峰山系で、近畿最高峰の八経ヶ岳へも無事登れました。
ルートが短くて物足りないので、次は別のルートから登ってみようと思います。