立山登山・その2。

立山登山の続き。

2日目の13日は、夜中から雨模様。
朝起きると雄山すら見えない状況で、とりあえず朝食を食べて待機。
暫くして雨が小降りになって来たので、出掛ける事にします。
この日のミッションは、剱沢小屋まで行き、
剱岳を見て小屋オリジナルTシャツを買う事。

AM9:00過ぎに出発。
雷鳥沢野営場から新室堂乗越に向かい、稜線に出たら別山乗越に向かいます。



野営場はまではガスは降りて来ていなかったのですが、
少し登るとすぐガスに包まれて視界不良です。
暫く歩いて雪渓に出ると、ふいにそれは現れてくれました。




昨年の北アルプスでは見る事が出来ず、
山を登ってる以上はいつかは見たいと思っていた、
高山にしか生息しない、国の特別天然記念物



子供3羽と母鳥とみられる大人1羽。
写真だけ撮って、静かに見守りました。
雷鳥を見れたので、ウキウキのまま登って行きます。





別山乗越まで登り、少し休憩。
この先のルートはこんな感じ。



剱沢に向かうルートはそのまま歩けますが、
剱岳に向かうルートはまだガッツリ雪渓が残っていて、要アイゼンでした。
少し前に雪渓で滑って滑落し、大怪我をした人がいるようなので注意ですね。



ここからは一気に登山道のレベルが上がった気がします。



剱沢のテント場が見えて来ました。
テント場まで来ると、周りの雰囲気が雷鳥沢とは全く違う事にすぐ気が付きました。
雷鳥沢は楽に来れるし立山で帰る人もいるし、
まだ「ゆるふわ」な雰囲気がありましたが、
剱沢まで来る人はほとんどが剱岳にアタックする人なので、
腰にクライミング道具を下げていて、体から漂うオーラが全然違います。
とりあえずお邪魔にならないように、そ~っと横を抜けます。



そこを越えて暫く下ると、高い石積みに囲まれた小屋が現れます。



剱沢小屋到着。
本来ならここから剱岳の絶景が拝めるのですが、



この日は全くダメ。
天気が悪いのは分かって来ているので、仕方ありません。



予定通りTシャツを買い、寒かったので売っていたカップヌードルで温かい昼食。
小屋の表で昼食を食べていたら、
背の高い如何にも登っている雰囲気の人が出て来ました。
何気なく顔と服を見てみたら、何処かで見た気がするし、
服はテルヌアで石井スポーツ系。
で、思い出しました。
「イッテQ」のイモトの登山部にガイドで参加されてる、
石井スポーツ契約の奥田さんです。
お~っと思いましたが、電話中だし一般の方なので声は掛けられません。

食事をしながら一瞬でも剱岳が見れないか期待しましたが、残念ながら見られず。
剱沢を後にします。



別山乗越まで戻って休憩をしていると、
下からTVクルーを連れた団体が登って来ました。
目の前でモデル風の人のレポートを撮影すると、小舎に入って行きました。
何のTVだか分かりませんが、何もこんな天気の悪い日に撮影しなくても・・・。
下山して近くの温泉へ。
雷鳥沢には歩いて行ける所に温泉が3件あるので、
山のテント場としては格別な立地。
硫黄臭のする温泉を堪能し、夕食を食べて就寝。


3日目の夜中は、雷交じりの激しい雨。
朝になっても雨は止まず、この日は登るのを完全に諦めました。



昼前に友人親子が一足速く下山するので、室堂まで送って行きます。
途中で雷鳥の雄雌を見られたので良かったです。
室堂で友人と別れ、買い物をしながら雨が止むのを待ちましたが、
止む気配は無し。
諦めてカッパを着て出発。
少し歩いた所の、みくりが池温泉雷鳥荘に入ります。
ここは日本で一番標高の高い所にある温泉。
湯を堪能して、喫茶店で有名らしいピザを注文。



山なのでアルファ米やラーメンばかり食べていたので、超美味でした。
テントまで戻って晩までゆっくり過ごし、夕食を食べて就寝。


続く。