山登り・六甲氷瀑。

今日は六甲の氷瀑を見に行って来ました。
六甲の氷瀑は、有馬温泉から上がった裏六甲に出来ます。
数日間冷え込まないと滝が凍らないので、この寒波はチャンスです。

毎年六甲の氷瀑はかなりの人手と聞いていたので、
宝塚から出るバスの始発に乗るべく、AM5:00に出発。
阪急を乗り継いで、宝塚へ。

ところが、ここで大問題が!

何と積雪の為、バスが有馬温泉まで行けないとの事。

マジか・・・・・・orz

暫く途方に暮れましたが、とりあえず表六甲から登る事に変更。
宝塚から芦屋川まで行き、そこから山頂付近までバスで移動する予定です。

ところが!何とこのバスも運休!・・・・・orz

ここからルートを再々設定するのも面倒になったので、
このままロックガーデンから登り、行ける所まで行く事にします。
ちなみに有馬のバスが運休と言う事は、
表六甲から登って、六甲最高峰を経由して、裏六甲の氷瀑を見たら、
来た道を引き返して表六甲に下山すると言う、超ロングコースになります。

ロックガーデンを目指して登りますが、どうにもすぐ息が切れる。
今年に入ってから、通勤で8~9km・1時間40分ほぼ毎日歩いていますが、
そのペースがかなり速いので、山登りのペースが狂ったようです。



ロックガーデンを暫く登ると、積雪が現れ出しました。





風吹岩も雪模様です。



ここから雨ヶ峠を経由して、六甲最高峰を目指します。



芦屋川を出発して3時間で、六甲最高峰到着。



ここまでかなりの積雪がありました。



山頂も真っ白です。



車の通る道路も大変な状態でした。
ここから車道沿いを歩き、極楽茶屋跡へ。
ここから裏六甲に入って行きます。
裏六甲の降りはかなりの積雪でしたが、それ以上にもの凄い人の数!
さすが六甲の氷瀑は有名なだけあります。
本来はこれを回避する為に、早朝に宝塚まで行ったのですが・・・。

暫く降り、途中から脇道にそれて、最初の滝へ。



百間滝です。
あれ~?ほとんど凍って無いぞ?



強いて言うなら、端の方が少し凍ってました。
その先の似位滝にも行きましたが、こちらはまったく凍ってませんでした。
次に本命の七曲滝へ向かいます。
すると、七曲滝への脇道の所で人だかりが出来ています。
ヘリや警察や救助隊まで出ていて、どうやら滑落事故があった様子。
その為、救助活動が終わるまで、百間滝への道は封鎖されてました。
ここまで来たら是非とも見ておきたいので、救助が終わるのを待ちます。
結局小一時間待って、ようやく百間滝へ。





百間滝も思ってたよりも凍ってませんでしたが、
それでも辛うじて氷瀑と言えるのではないでしょうか。



帰りは慎重に、滑落しないように歩きます。
元の場所まで戻って、居合わせた警察に有馬のバスの事を聞いたら、
バスは恐らく動いてる。最悪動いてなくても、電車がある。と教えてくれました。

そうだった・・・。有馬へは電車でも行けるんだった・・・・・orz

まぁとにかく、これでこのまま有馬へ降りても帰れる事が分かりました。
少し降りた所の広場で、ゆっくり昼食にします。
ところが、ここは救助された方をヘリでピックアップする所の真下でした。



滑落された方は大変でしたが、無事救助されて意識もあったのが何よりです。



救助隊の方々も、お疲れ様でした。

有馬温泉まで降りると、やっぱりバスは一日中運休との事。
仕方ないので、神戸電鉄~阪急と乗り継いで帰宅しました。

今回の山登りで、金剛山愛宕山高見山・三峰山・裏六甲と、
今シーズン行っておきたかった雪山はすべて行けました。
この先はバイク関係で忙しくなりそうなので、
今シーズンの雪山はこれで終わりかもしれません。

今回は何度も予期せぬ出来事に遭い、大変な山登りでした。
苦労したわりに、氷瀑も今一つでしたし。

それでも、ある意味救助隊の活動を目の前で見れたのは、今後の為になります。

救助特化型ですが、山岳保険にも入っていますし、
この先も気を引き締めて、安全な登山を心掛けたいと思います。