FZ1 FAZER フルカウル化計画。
かなり今更なネタですが、
春に完成した、私のFZ1のフルカウルについて書いてみようと思います。
そもそもFZ1をフルカウルにしようと思ったのは、いつの事だっけかな?
最初はアンダーを付ける予定でした。
一昨年、初めてmixiのオフ会に参加した時に、R1で来られてる方がいました。
その方のR1を見て「これのカウル何とか付かないかな~?」と考えていました。
その方のR1は07モデルだったのですが、
どうせ付けるならエンジンが同じ04モデル(5VY)の物が、形も合いやすいかな?
なんて妄想をしつつ、暫く忘れておりました。
昨年の夏にオークションを徘徊していたら、傷物の5VYのカウルが安く出ていました。
物は試しと、ポチッと落札。
届いた物を、我FZ1にあてがってみます。
う~ん、簡単には付かないなぁ。
ってか、無理でしょう。
アンダーカウルの前部分はエンジンに沿いますが、他の部分とサイドカウルはまったく駄目。
まあ、お試しのつもりだったから、良いか~。
と、一旦は断念し、ひと月に一度くらい引っ張り出しては、やっぱり無理の繰り返し。
今年2月に入り、あと2ヶ月でmixiクラブFZ1の全国ミーティングと言う時となり、
夜枕元でふと考えました。
やっぱり、あのフルカウルを作って行ったら、ウケるだろうな~。
翌日から、本格的に作業に入りました。
まずは、要らない部分をノコギリで切り落として、形を煮詰めて行きます。
アンダーの後ろ部分はカット。
後ろに長いと、センタースタンドに当たってしまうので。
これでアンダーはそこそこ目安が出来ましたが、アッパーが大変です。
何処まで残そうかと考えつつ、カットしては仮留め。
前から見ると、こんな感じかな?
純正品のフルカウルより、横が細く出来そうです。
ここからは切った貼ったの作業で、画像がありません。
だって、撮る暇無かったし、完成するかも解らなかったので。
一応カウルは形になり、今度はそれを取り付ける為の金具の作成。
ホームセンターで薄いアルミの板を買ってきて、切っては曲げてで金具の元を作ります。
それを元に、鉄製の金具を会社で作成。
全部で13箇所分。
これが大変でしたね。
金具が出来たので、カウルの補修に入ります。
元々傷物だったので、直せる物はパテ埋め。直せない物は新たに落札。
更に、カウル同士を固定する金具を用意します。
これは純正品のクイックリリースファスナーになりますが、とってもお高い!
何と、この2点だけで1000円もします。
しかも、必要数は8セット!
ただのボルトナットなら、100円もあれば買えるのに・・・。
カウルの形が完成したので、塗装に入ります。
業者に頼もうかとも思ったのですが、結構お高い。
まあ自分で出来るだろうと思い、純正色のスプレーを大量購入。
この判断が間違いの元でした。
まずは、プラサフを吹いた時点で、仮留めしてみます。
お~?良い感じかな~?
塗装作業は、当然屋外で。
家では無理っぽいので、休日に会社に持って行ってやります。
ところが!大失敗!!
何とこの日は大量の黄砂が降り注いだ日。
塗装した上に黄砂が掛かっちゃって、目も当てられない状態に。
おまけに、乾燥時間が少なかったのか、全体に縮みが発生。
とりあえず家に持って帰って、一旦全部の塗装を剥ぎます。
やっぱり風の無い屋内でないと、巧く出来ません。
ここでふと良い考えが思い浮かびました。
使ってないウチの3階の物置を、簡易塗装場に改造しよう。
ここなら換気の窓もあるし、電気もあるし、何より収納階段をしまえば、密閉空間になる。
さっそく物置全体に新聞紙を貼り、塗装場完成。
2度目の塗装は失敗しないように、慎重に。
まずは全体にプラサフを吹きつけ、24時間乾燥。
本来30分ほどの乾燥で良い筈ですが、前回失敗したので、充分な乾燥時間を取ります。
もう一度プラサフを吹いて、純正色を4回に渡って吹きつけ。
その間、1500番の耐水ペーパーで、表面を慣らしていくのも忘れずに。
純正色の上から、クリアーを4回に渡って吹きつけ。
3日の乾燥時間を取って、ようやく完成。
塗装作業の合間に、完成後に貼るステッカーを考えます。
基本、自分のFZ1に付いてないパーツメーカーの物は貼りたくないので、
メーカーを選択し、イメージを膨らませます。
こんな感じかな?
文字はYAMAHAがゴールドで、他は白。
これを作ってくれる業者を探します。
最初に見積りをお願いした所は、1万円を超えたのでパス。
2件目3件目は似たような値段でしたので、オーダーしやすそうな所を選びました。
その業者と、数日に渡って打ち合わせ。
業者からはこんな完成見本を貰い、結果満足出来るステッカーを格安で作ってもらえました。
塗装作業も終ったので、テストランに行きます。
とにかく、静岡に向かう高速で飛んで行ったらえらい事になるので、
まずは西名阪でテストしてみます。
何とか大丈夫で、無事針TRSに到着しました。
ここで元FZ1オーナーの仲間と偶然お会いしたので、初披露しました。
ここから名張方面をグルッと走ってテストします。
たまに途中で停まって、取り付けボルトの増し締め。
それほど緩む様子も無く、無事テスト走行を終えました。
この状態で数日乾燥させると、表面のツヤが無くなってきました。
やっぱり素人作業は駄目みたいです。
全面耐水ペーパーを2000番まで掛け、コンパウンドで磨きます。
それでもツヤはイマイチだったので、最後の手段「ガラスコーティング剤」を投入します。
これで表面に膜を作って、ピカピカに見えるようにしました。
最後に出来上がってきたステッカーを貼って、内側に耐熱シートを貼って、完成。
出来上がったのが、全国ミーティングの前日の晩と言うギリギリさ。
出来上がってみると、微妙・・・。
結局、全国ミーティングでの反応も、微妙だった気がします。
まあ、やってみたかった一発芸なので、良しとしましょう。
ちなみに、不具合の修理などもあって、もうすべて外しちゃいました。