サスセッティグ。

先週末に行った、FZ1のサスセッティングについての記録。



注)サスセッティングは、ライダーの身長・体重・座る場所・乗り方・カスタム具合によって変わります。

 ましてや、これはまったりツーリングライダーの私が、ド素人なりに行ったものです。

 話半分、いや、話1/100くらいに聞いておいて下さい。

 真似をされて「駄目じゃん!」って言われても困りますので。



まず、FZ1のサスについて。私のFZ1は07年式です。

フロント・プリロード 8段階

フロント・リバウンド(以降は伸びと表記) 26段階

フロント・コンプレッション(以降は圧と表記) 26段階

リヤサスはオーリンズに交換済み。

リヤ・プリロード 無段階。調整幅は良く解らない。誰か教えて。

リヤ・伸び 47段階(実測)

リヤ・圧 22段階(実測)

となっていますが、サービスマニュアルとは違います。

サービスマニュアルでは、

ショックアブソーバーレングス 320mm

ストローク 67mm

スプリングプリロード 10mm

スプリングフリーレングス 180mm、120N/mm

リバウンド 16クリック

コンプレッション 14クリック

となっています。

伸び・圧のクリック数が違います。

これはマニュアル以上のクリックは動いていないと言う事かもしれませんが、

いろいろなFZ1オーナーのセッティングを見ると、マニュアル以上に動かしてセッティングしてあります。

この辺り、少し疑問が残ります。


では、実際のセッティングに。今回、フロント・リヤ共に、プリロードは弄りません。

雑誌などにセッティングの仕方が載っていますが、

今回はあえて見ないで、自分の感覚のみでセッティングしていきます。

伸び・圧の戻しとは、最強からのクリック数です。

まず、初期値を。

F・プリ 5.5  

F・伸び 14戻し

F・圧  4戻し

R・プリ 最弱(10mm)

R・伸び 17戻し

R・圧  15戻し


次に、今までの私のセッティング。

F・プリ 6.5

F・伸び 6戻し

F・圧  10戻し

R・プリ 最弱

R・伸び 10戻し

R・圧  10戻し


FZ1に乗換えた頃は、フロントが沈み込むのを嫌い、かなり固めのセッティングでした。

その後段々動く方が好みになり、徐々に弄ってこのセッティングになっています。


セッティングを行うのは、よく行くお山。

コーナーが12~3個のショートコースで、上って下る。

比較的タイトコーナーの連続です。


まずは、今までのセッティングで。

さすがに違和感無く走れます。


次に、フロント・リヤの伸び・圧すべてを最弱に。

乗ってみると、車体を低く感じる。

乗り心地はソフト。

クイックさが無い。

ギャップはしなやかに越えるが、その後ふわつく。

加速でもふわつく。

下りでは走りやすい。

と言った感想。


次に、リヤの伸びのみ最強に。他は最弱のまま。

さっきに比べると、トラクションを掛けやすい。アクセルを開けていきやすい。

リヤを高く感じる。


次に、リヤの圧のみ最強。他は最弱のまま。

倒しこみが重い。

ギャップで跳ねる。


次に、フロントの伸びのみ最強。他は最弱のまま。

上りでは曲がっていかない。

下りでは、上りよりは曲がっていく。


次に、フロントの圧のみ最強。他は最弱のまま。

ギャップでフロントが跳ねる。

曲がっていきやすいかも。


フロント・リヤの伸び・圧とは何かを知る為、全てを最強と最弱で走ってみました。

その結果、良い印象があったのは、

リヤの伸びを強めると、トラクションを掛けやすい。

フロントの圧を強めると、曲がっていきやすい。

と言う点。

まずはこの2点を決めていきます。


最強では強すぎる感じがしたので、リヤの伸びを15戻しに。他は最弱。

良い感じ。


さらに10戻しにしてみると、

更に良い感じ。

一旦、リヤの伸びは最強から10戻しで決定。


次に、フロントの圧を5戻しに。リヤのの伸びは10戻しで他は最弱。

イメージしてたりも上りで曲がりにくい。


フロントの圧を最強に。他は同じ。

更に上りも下りも曲がりにくくなった。


フロントの圧を10戻しに。他は同じ。

曲がりにくさが少し改善。

フロントがギャップで跳ねる。


フロントの圧を20戻しに。リヤの圧を10戻しに。リヤの伸びは10戻し、フロントの伸びは最弱。

ギャップの跳ねが少なくなったようだが、よく解らない。


リヤの伸び10戻し、リヤの圧5戻し、フロントの伸び10戻し、フロントの圧20戻しに。

リヤにコシが出たが、軽快さが薄れた。


リヤの伸び10戻し、リヤの圧5戻し、フロントの伸び7戻し、フロントの圧22戻しに。

正直よく解らなくなってきた。


一旦、元のセッティングへ。

リヤの伸び10戻し、リヤの圧10戻し、フロントの伸び6戻し、フロントの圧10戻しに。

さすがに慣れているので、乗りやすい。


再び途中までのセッティングへ。

リヤの伸び10戻し、リヤの圧5戻し、フロントの伸び7戻し、フロントの圧22戻しに。

元のセッティングに比べて、リヤはグングン曲がっていく。

フロントが曲がっていかない感じ。


リヤのセッティングはこれで良し。

フロントの圧を一旦最強に。

これはイマイチ。


フロントの圧を5戻しに。

これは良い感じ。


と言う事で、

リヤプリロード   最弱

リヤ伸び      10戻し

リヤ圧       5戻し

フロントプリロード 6.5

フロント伸び    7戻し

フロント圧     5戻し

で決定。


早速他のルートを走ってみると、若干の違和感が。

コーナリングを、減速・進入・旋回・加速に分けるとすると、

進入の前半あたりに違和感が。

一瞬曲がっていかない感じがあり、すぐに落ち着く。

でも、その後の加速は良い感じ。

外側の骨盤の根元をシートに押し付け、加速で沈み込んでいくのが気持ち良いセッティングです。

これはタイヤのせいかとも思いましたが、最初のセッティングではならなかったので、

新しいセッティングのせいかも。

進入で曲がらない感じですが、曲がらないと言うより、積極的に進入すると良い感じになります。

今までの進入が、前半でフラ~ッと倒れる感じとは違い、

後半で安定してリヤから曲がっていく感じになりました。

これは、同じ所を何度も走って路面にもコースにも慣れて、

結果的に積極的に走ってしまったせいでもあると思います。


今は進入のきっかけの部分でいろいろ考えてる所もあるので、

今後更にフロントを中心にセッティングを詰めて行きたいと思います。