ポジション変更・失敗編。

私のFZ1は、バックステップとハンドル交換で、

ノーマルと比べて、かなりポジションが変わっています。

特に、ハンドル廻りが。

かなり低く遠い絞ったハンドルにしたので、SSまでは行かなくてもスポーツ寄りになっています。

でも偶にSSに跨ると、根本的に何か違うなと感じていました。

それが先日、ふと思い当たりました。

シート高です。

FZ1のシート高は、ネイキッドクラスでは高い815mmです。

ですがSSともなると、835mm(新型YZF-R1)くらいです。

この違いは大きいのではないかと思い、ちょっと実験してみました。

これ以上ハンドルを下げるのは不可能なんで、シート高を上げてみます。

用意するのは、堅めのスポンジ厚さ30mm。

これをシートに合わせてカットし、シートの上に置きます。






この上に、メッシュシートカバーを被せて完成。






ノーマルより30mm+カバーの分5~10mm?高くなっています。




私が乗ると、ノーマルだと踵が着くのですが、さすがにこれだと爪先立ちです。


では、早速試乗。気分を出して、レーシングスーツで。

乗ってすぐ、ポジションがまったく違うのを体感しました。

体の前傾具合は、まさにSS。

シート形状が変わったので、腰を少し横にずらしただけで、スコンと腰が下方向に落ちます。

山に入るまでの幹線道路では、まぁこれも有りかな?と言う感じでした。

で、山に入ると・・・、

・・・乗り難い!!

何て言うか、フロントの挙動が訳解らない。

シートを通して、接地感が感じられない。

めちゃくちゃリーンし難い。

バイクとの一体感が希薄。

総じて、どうやって乗ったら良いか、まったく解らない。

あまりの乗り難さに、いつものコースを1/3走っただけで降参。

あっさり外しました。

ですが、外した後もそれを引きずって、うまく乗れない。

どうコントロールして良いか解らなくなりました。


はっきり言って、大失敗。

原因は、まず高くし過ぎ。

この仕様だと、シート高850mmくらいになります。

いくらSSでも、CBRなどは820mmと、FZ1のノーマルとほとんど一緒です。

もう一つは、ステップ。

35~40mm高くしたのに、ステップ位置は変えませんでした。

AGRASのバックステップは、位置を変えるのが面倒なんです。


あと考えられるのは、シチュエーション。

私が行く所は、低速コーナーが多いのです。

SSは低速コーナーが苦手って言いますから、SSに近づけた事により、その特性が出たのかも。

ハンドルは低くして好みの感じになりましたが、

シートを高くするのは、駄目っぽい。


結構、良い考えだと思ったんです。

浅はか過ぎました。