ブレンボ・ラジアルマスター取り付け・インプレ。

さて、いよいよブレンボ・ラジアルマスターの取り付けです。

この作業の前に、FZ1仲間の赤羽さんのブログを読んで、思い当たる事があったので一緒にやっちゃいます。




私のもハンドル交換後、アクセルが重い・戻りが悪いと思っていたので、取り回し変更です。

まずは、ノーマルマスター・ホースの取り外し。

フルードを抜いて、サクッと終了。

次にラジアルマスターを仮付けして、アクセルホルダーの位置決め。

決ったら、ハンドルをポストごと外します。(私のはハンドルだけでは外せないので)

固定用の穴をあけ、アクセルワイヤーに注油・ホルダーをグリスアップ

これで、アクセルがスパスパ戻るようになりました。赤羽さんに感謝!

そして、再び元のように組み直します。ラジアルマスターを付けて、位置決め。

メッシュホースもサクッと取り付けます。

・・・・長い。




私のハンドル周りでは、ノーマルだと長さギリギリだったので、

ラジアル化に伴い、余裕を見てプラス10cmを買っていました。

ですが、ちょっと長かったみたい。

でも、短いよりは良いか、と言い聞かせて無理の掛からないように取り付け。

ここまでで、昼食タイム。

と、ここで雨が・・・。

暫く待っても止まないので、傘を差して作業再開。

後は、フルードを入れていくだけです。

この為に、楽にエア抜き出来ると言う注射器を買っておきました。

更に、レバーを握ったままに出来る、ブレーキロックも用意。

タンクに適量フルードを入れて、マスター側からエア抜き開始。

ん?全然出ないぞ?

一旦キャリパー側からやってみます。

お!出た出た。

もう一度マスター側から。

今度は、ゴボゴボ出ます。

フルードが少なくなったら足し、またエア抜き

これを何度も繰り返し、何度も繰り返し・・・・・・・・、

・・おかしい、2時間経ってもまだ出てくる・・・。

その間、何度もパソコンで情報を集めながら作業していました。

埒が明かないので、一旦シンプルな方法にチェンジ。

ホースを繋いで軽くレバーを引き、ブリーダーを僅かに緩め、レバーを握り込む。

お!良い感じにエアーが抜けて、その後は出てきません。

どうやら、ブリーダーを緩めすぎてて根元からエアーが入ってたみたいです。

それに気付かず、2時間も格闘してたと。

おバカですね~。

今度はキャリパー側も。

最初に汚れたフルードが出て、すぐに奇麗なフルードに。エアーは全然出ません。

どうやら、とっくにエア抜きは終わってた様子。

これに手作業終了。最後に雨の中洗車して終わり。


では、取り付け画像です。










こんな感じに取り付けました。どうですか~?

問題のカウルとの接触ですが、思ったほどの接触は避けられました。

何も考えないで付けると、僅かにスクリーン・カウルに、しっかりインナーカウルに当たります。

ですが、位置調節でスクリーンとカウルへの接触はギリギリ避けられました。(クリアランス3mm)

ですが、インナーカウルへの接触は避けられません。

これをどうにかします。

前の記事では、便宜上「削る」と言いましたが、実は違います。

正確には「溶かす」です。

当たる場所に目星を付け、そこを熱で溶かして凹ませます。

使う道具は、ルアー用品。正確には、スピナーベイトのブレード:メガバス 3Dハイドロブレード。

これをコンロでガンガンに熱して、当たる部分に押し付けて溶かします。

これを何度も、当たらなくなるまで繰り返します。

最後にヤスリで均して出来上がり。




こんな感じになりました。(解りやすいように削りっぱなしですが、この後塗装します)

これでギリギリ当たらなくなりました。








もっと大きく当たると思ったんですが、これくらいで済んで助かりました。


さて、ではインプレです。

まず、予想では遊びはそこそこで無効ストロークが減り、かなり握り込める感じになったかなと。

で、実際は・・・・。

まず、指を掛けて引くと、遊びがかなり少ない。無いと言っても良いくらい。

その先の無効ストロークですが、これは本当に皆無。

今までの、ホースが横に膨らんでるような感触は、綺麗さっぱり無くなりました。

その先の、レバーストロークですが、これは予想に反して少ない。

もっと握り込める感じかと思いましたが、かなりガツンと効きます。

ですが、握った分ダイレクトに効くので、プアーな感じはまったく無いです。

トータル、今までのフルブレーキまでのストロークが半分になりました。

これはちょっと感動的です。

今までの効かなくて怖かったブレーキが、効きすぎて困るってくらいです。

このストロークになると、レバー位置・操作を大きく変更しなければいけません。

今までの位置にレバーがあると、遥か遠くでフルブレーキになってしまいます。

もっとレバーを近づけます。中指の第一関節が曲がるくらいの位置まで。

操作も変更するかも。

これだけ効くと、レバーは指一本で充分です。

今までの人差し指・中指の二本掛けから、中指一本掛けでもいけます。

その分、人差し指をアクセル操作に集中させられます。

こうすると、シフトダウン時にブレーキングしながらアクセルを煽り易いです。

でも、今日数時間これで走ってましたが、人差し指の第二関節が痛くなりました。

今後どうするか、要検討です。


ブレーキは個人個人の感覚によるものが大きいですが、価格だけの効果は充分あったと思います。

ですが、要変更の箇所もあります。

まず、タンクホルダー。

これは買った時からアントライオンの物が付属してあったのですが、あまり気に入らない。

重たい感じに見えるし、何よりタンクが斜めになります。

後は、タンクホース。

これも何処のかが付属していたのですが、外径が太すぎて駄目です。

ブリーダーを緩める時、ホースに当たってメガネが入りません。

この2点は、次のフルード交換時に一緒に交換したいと思います。


ブレーキに不満がある皆さん、ラジアル化・メッシュホース化を検討してみてはどうですか?