凍りつく。

先週の事です。

仕事中に、携帯に留守電が入っていました。

発信元は、先日やった大腸の内視鏡検査を受けた病院。

留守電には、こう残されていました。



「○○胃腸クリニックです。

 先日の検査の結果が出ました。

 △△クリニックには結果をお伝えしておきますが、

 至急、折り返しお電話下さい。」



それを聞いた瞬間、血の気が引きました。

すでにご存知の方も多いと思いますが、

私には甲状腺ガンの過去があります。

リンパ節にも転移があり、ステージ2でした。

手術は無事終わっているのですが、

その後の再発・転移に注意する為、定期的に検査が必要です。

おそらく、健康な人より再びガンが発生する確率は、かなり高いと思います。

先日の大腸の検査は問題無しだったのですが、

その際、小腸の出口が荒れていた為、細胞を取って検査にまわしていました。

その結果が「至急電話をくれ」だったのです。


その日は会社からどうやって帰ったのか、よく覚えていません。

日頃からある程度の覚悟はしていたものの、いざ現実となると何も考えられなくなります。

ただ、慌てふためくのではなく、

とうとう来たんだ・・、もう駄目なんだ・・・、

そう目の前が真っ暗になる感覚でした。


家に帰り、一人部屋に閉じこもり、病院に電話を掛けます。

そして、医者から衝撃の告白をされました。





「○○さん?この間の検査結果出たよ。

 まったく問題無かったから。

 △△クリニックには、ファックス送っておいたから。」






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まぎらわしい留守電、入れるな!!!!