2016北アルプス縦走・その3。

2016年8月13日。
北アルプス縦走の3日目。
AM3:00起床。



この日はグリーンのルートのように、
三俣蓮華のテント場を出発して鷲羽岳・ワリモ岳の登り、水晶岳方面に進み、
水晶岳山頂に登ったら引き返して、念願の雲ノ平のテント場に行く予定です。

朝食を食べ、荷物をパッキングして出発。
まずは山荘でトイレに・・・・、と思ったら大渋滞!
ここは山荘の中にしかトイレが無く、山荘の泊り客もテント場利用者も同じトイレ。
当然朝の出発時には混み合う事必至!
男女入り乱れて並び、およそ20分のタイムロス。

何とかトイレを済ませて出発。
真っ暗な中、ヘッドライトを点けて鷲羽岳山頂に向かいます。



この時間でも御来光目当ての人で、登山道は結構な人だかり。
徐々に明るくなって来ました。



雲は完全に眼下に。




御来光に合わせて出発した訳ではないので、途中で夜が明けました。



絶景を堪能し、更に登って行きます。



鷲羽岳山頂まで、あと少し。





そして無事、日本百名山鷲羽岳に登頂。
見ての通り、雲海に自分の登ってる山が映っています。



ここからの景色は、そりゃもう絶景の一言。
サーモスに入れて来たお湯でコーヒーを作って堪能。
暫く休憩したら、ワリモ岳に向かって出発。



向かいに見えている小さな頂がワリモ岳。
そのずっと先に見えているのが、これから向かう水晶岳です。



ワリモ岳直下にはちょっと嫌なロープ場もありますが、ストックを仕舞えば大丈夫。
ただ、山頂へのルートがよく分かりません。



巻き道で山頂の向こうへ出てしまったので、こちらから登れるかと思いましたが、
どう見ても嫌な予感しかしないので断念。
ここから少し下り、ワリモ北分岐に到着。



ここで貴重品と行動食と水分をアタックザックに入れ、他に荷物はデポ。
水晶岳に登った後、再びここに戻ってくるので、出来るだけ荷物を軽くする為です。
ここから水晶岳をピストンする人は多く、
みなさん同じように荷物をデポしています。



ここから水晶岳への道は、かなり緩やかな散歩道。



ですが水晶小屋を経由して、水晶岳付近に来ると、道は一変します。



段々険しくなる道。



ですがしっかりとした道があり、それほど危険ではありません。
まぁ、落ちたら死んじゃいますけど。



そして無事日本百名山水晶岳に登頂。



山頂からの絶景。


ここでもコーヒーを堪能していましたが、
人で溢れかえって来たので下山して行きます。





眼下にはこれから向かう雲ノ平。



振り返ると赤牛岳が。
そのはるか向こうに見えるのは、剱岳かな?



小じんまりとした水晶小屋。
ここでパンを発見したので、バッジと共に購入。





ザックの所まで戻って、美味しいパンを堪能。
賞味期限が1ヶ月もあるパンがあるなんて知らなかった。
ここからいよいよ雲ノ平に向けて出発。
まずはワリモ北分岐から激下り、祖父岳に登り返します。
これが結構辛かった。



ずっと向こうには、3日後に登る予定の薬師岳の雄姿。



頑張って登り、祖父岳登頂。
山頂はかなりなだらかな為、下山口が分かり難い。



少し下ると、見えて来ました、雲ノ平!



暫く下ると、そこは庭園となり、全面木道となります。



そこから更に進むと、この日のテント場に到着。
まだ午前中なので、テントも疎ら。



に見えましたが、広さの割りに案外張れる所が少なく、何とか場所を確保。
ここはトイレと水場がテント場にあり、その点は前日の三俣蓮華よりも快適。
段々雲が出て来ましたが、昼食を食べて散策に出発。





まずは山荘でテント場の受付をします。
テント場から山荘は歩いて25分くらい掛かるので、
用事は一度に済ませたい所です。
この時は山荘は水不足で、テント場から湧き水を歩荷していました。



アルプス庭園で記念撮影。
ちょっと曇って来て、午前中に登った水晶岳が真っ黒です。
祖母岳に登ってまったりし、山荘でTシャツを買ってテント場に戻ります。



曇って来たので暗い印象の雲ノ平。
水不足もあって、庭園は水ッ気がほとんどありませんでした。



この日の夕食はこんな感じ。
ご飯に混ぜる物が違うだけで、他は毎日同じ。

距離的には前日が一番でしたが、ピークの数と難易度はこの日が一番でした。
翌日も雲ノ平に連泊予定でテントの撤収も無いので、この日は気も楽に就寝。

続く。