V-strom1000カスタム・ナビ&インカム。

FZ1からVストに乗り換えるに当たり、
まずやろうと思っていたのはナビの買い替え。
FZ1で使っていたのはユピテルの4インチのポータブルナビでしたが、
もう地図は古いわ、充電はしないわ、フリーズはするわで、
完全に買い替え時を過ぎていました。

新しいナビに求めるのは5インチ位で防水・ブルートゥース(以下Btと略)の物。
今までのナビでは音声はヘルメットのスピーカーまで有線で引き、
防水は強い雨の時は使わないと言う選択でした。
これが煩わしくなったんですよね。

まずバイク専用で防水・Btと言えば、
ガーミンZUMOとユピテルMCNシリーズ。






これはマウントまで揃えると、どちらもとてつもなく高価になる割りに、
その性能は・・・?と言う感じなので、買えないしパス。
もう一つX-RIDEと言う安いオールインワンのナビがあります。




これは店頭のデモ機を触った所、どう見ても古いユピテルよりも劣る印象。

どれも微妙なので友人に相談し、良い物と解決法を思い付いて購入。



購入したのは、パナソニックのゴリラ。
その最新モデルのCN-GP540Dと言うモデル。
ポータブルナビと言えば、ゴリラが有名ですね。
今時珍しい、スマホのような静電式ではなく、昔ながらの感圧式のナビです。
ですがこれは車用なので、当然防水でもなければBtでも無い。
これに対策を講じます。 

まずブルートゥースに関しては、
イヤホンジャックがあれば、ここにBt送信機を取り付ければ解決。
防水に関しては、こんな物を見つけました。



RAMマウント AQUA BOX(W)
安い柔らかい素材の簡易防水ケースはよく見かけますが、
これは硬質のケースに、柔らかい蓋が付いた物。
当然防水で、蓋が柔らかいので入れたまま操作出来ます。
ナビが感圧式なので、これが使えるんですね。
これに数点のマウントを揃えればバッチリ。

次に電源です。
Vスト1000はメーター下に、防水のシガーソケットが標準装備されています。
ここに線を繋げば簡単。
・・・とは行かないんですね。
と言うのも、防水なのはキャップを閉めている時で、
シガーを挿入する為にキャップを外したら、防水性は無くなります。
つまり、雨の日にナビが使えなくなるんですね。

これは問題外なので、対策を。
バイク屋に納車前に車体からハンドルまでUSBコードを引いてもらいました。
これをAQUA BOXの中まで入れると、完全な防水になります。

では取り付け作業です。



ハンドル中央部分からマウントを伸ばし、タンクバッグに接触しない、
メーターも見やすい位置に固定。
配線は裏からBOXの中に入れ、
マウントで蓋をしてコーキングして、完璧な防水性を確保。



USBの口にナビへ接続する為の5Vの線を差し込んで変換。



スポンジで蓋をし、Bt送信機もここの中に仕込みます。
送信機は相性とバッテリーの持ちを考慮して、B+COMの物を選択。



その上にナビを置き、配線を繋げれば完成。
ついでに反射による移りこみ防止の、日よけカバーも取り付け。



折り畳み式なので、使わない時は折り畳んでケースの保護にもなります。



インカムは定番のB+COM SB4X
他の友人たちがみんなB+COMなので、
ペアリングを考えたら他に選択肢はありません。
友人のツテでかなり安く買えたんですが、
ヘルメットに取り付ける前に新型の発表があったのはちょっとショック。


では実際にナビを使ってみた感想です。
ナビの性能は素晴らしい。
古いユピテルと最新のゴリラを比べるのも酷ですが、
多分ガラケースマホくらい違います。
リルートの速さったら、もうストレスを感じません。
ヘッドセットとのマッチングもOKで、
BOXの中からでもちゃんと音声を飛ばしています。
心配された日中の画面の反射ですが、これは結構あります。
ただ日よけを付けて、反射し難い黒系の服を着れば、幾分マシです。
BOXに入れた状態でも操作性ですが、やはりダイレクト感はありません。
柔らかい蓋をグニュっと押す感じですが、これは仕方ないでしょう。


ここに至るまでかなりの時間を割いて考えましたが、
想像以上に良い結果となりました。
BOXにはスッキリ収まり、完璧な防水性。
FZ1の時は電源コードがカオス状態だったのに、
今は細いコードが一本延びてるだけ。
見た目がとてもスッキリ・シンプルになりました。

これで雨でも安心してナビが使えます。