登山靴&10本爪アイゼン。

登山靴を購入しました。
ってか、随分前の昨年の3月に購入してました。


購入したのは、ザンバランのペルモGT。
石井スポーツオリジナルモデルです。
何故新たに登山靴を購入したかと言うと、
それまで使っていたAKUのラ・ストーリアが、少し足に合わなかったから。
いつも下りを長く歩いていると、小指がかなり痛くなっていました。
ショップで幅を少し広げてもらったのですが、イマイチです。
それに、AKUの靴では雪山はちょっと無理がある。
靴底もそれ程硬くないので、6本爪アイゼンも微妙な感じでした。
そんなこんなで、新しく購入した次第です。



最近ではほとんどこれで歩いていますので、すっかり使い込まれています。



ちなみに、踵にコバがある為、
10本爪のセミワンタッチアイゼンに対応出来ます。


また、アイゼンも新しく購入しました。



オクトスの10本爪アイゼンです。
今まではエキスパートオブジャパンの卍と言う6本爪を使っていました。
これはかなりいい感じですが、やっぱり前歯が無いので、
急な登りには厳しいものがありました。
そこで、軽アイゼンながら前歯のあるこのアイゼンを購入してみました。



取り付けるとこんな感じ。
他にも10本爪の軽アイゼンは売っていますが、
このアイゼンのように前歯がしっかり出ている物は、他にはありません。



このように、かなり前歯が出ています。



爪の長さも、結構あります。



このアイゼンが何故軽アイゼンなのかと言うと、
素材がスチールS55Cと言う、
一般的な縦走用アイゼンよりも強くない鉄で出来ている為です。
縦走用アイゼンは通常クロモリ鋼で出来ています。
エキスパートオブジャパンの6本爪アイゼンもクロモリです。
この素材が強くない為、重い荷物を背負った冬季縦走登山の場合、
岩などで爪が曲がってしまう恐れがあります。
それゆえ、形的には縦走用でも、軽アイゼンなのです。

よく軽アイゼンと縦走用アイゼンの使い分けの境目は、森林限界と言われます。
関西に限って言えば、2000m級の山が無い為、
森林限界を超える事はありません。
一部、大峰や氷ノ山などは、森林限界以下でもかなり厳しい条件の為、
縦走用アイゼンでなければ無理だそうですが、
私が電車・バス・イベントなどで行ける山では、これで充分でしょう。
と言うか、そもそも6本爪アイゼンで充分です。
ただ、この冬に行くつもりの高見山山頂や裏六甲などでは、
前歯のあるアイゼンの方が良いかもしれないなと思った次第です。

ま、ぶっちゃけ使ってみたかったからなんですけどね。

これを選らんだ理由は、安かったから。
縦走用のアイゼンの半額以下でしたから。

先日の愛宕山で使ってみましたが、歩くのは普通に歩けます。
6本爪のように、真っ直ぐ足を上げ下げするよう気を使うこともありません。
ただ何となく、6本爪よりも雪面に対しての歯の刺さりが悪い気がします。
これは慣れてないせいなのか、そこが素材の強度の差なのかは分かりません。
とりあえず不安感は無いので、これを暫く使ってみます。

今の所まったくその予定はないのですが、
このアイゼンが役不足になる時には、
縦走用の12本爪アイゼンが必要になるでしょう。
その際には、保温性のある靴・ピッケル・パンツ・ザックなど、
ほとんどの物の専用品を用意しなければいけません。

まぁ、それは無いでしょうけどね。