キャンプ・上山高原。
先日のお子様の大群のキャンプのリハビリをするべく、
週末に１人キャンプに行って来ました。
場所は、友人と探し出した、兵庫県美方郡温泉町の上山高原。
兵庫と鳥取の県境にあります。
問い合わせをすると、ツーリングマップルにもキャンプ場と載ってるのに、
正式なキャンプ場では無く、キャンプをする人もいる、との事。
キャンプ禁止ではないので、行ってみる事にします。
ＡＭ７：００過ぎに出発。
中国道を吹田ＩＣから乗ってみましたが、西宮までかなりの渋滞。
こんな時間に乗るもんじゃないですね。
ただし、片側一車線でパッシングポイントはほぼ無く、
地元の遅い車に引っかかると、下道の方が早いかもしれません。
おまけに、トンネル内の換気が悪く、バイクではかなり地獄でした。
ちょっと時間が掛かりながら、鳥取到着。
着いた途端にハングルの大群に遭ってゲンナリしましたが。
給油と軽く買い物を済ませ、続いては温泉へ。
上山高原に向かう途中にある、岩井と言う所のゆかむり温泉。
地域の公共の宿ですが、しっかり源泉掛け流し。
ＡＭ６：００から営業していて、３００円と格安でした。
昼食前の温泉を済ませ、上山高原に向かいます。
途中から細い道をグングン上がって行きます。
あちらこちらに滝があり、滝めぐりも出来るようです。
山頂付近まで来ると、開けて来ました。
辺りは新緑のススキの原で、一面に霧が立ち込めていて、幻想的です。
山頂付近のキャンプの出来る場所に到着。
霧だか雲だかでこんな状態。
すぐ横には、登山者の為の避難小屋もあります。
サクッとテント設営。
キャンプ場じゃないので、当然のように貸切です。
テントを張り終えたら、近くを散策です。
上山山頂から見る景色は、中々の物でした。
ここから少しバイクで近くを散策して来ました。
かなり時間に余裕があるので、夕方まで軽く昼寝をして過ごします。
夕方になり、火を熾して食事の準備。
この日の夕食は、友人から頂いたソーセージと、持参したシチュー。
やっぱりキャンプ飯は美味しいです。
まだ明るい内から食事も洗い物も済ませ、コーヒーを飲んでまったり。
かなり早いですが、ＰＭ８：００過ぎにはテントに入りました。
と、楽しそうなキャンプはここまで！
実は、バイクで散策していた時に、こんな看板を見つけていました。
熊？
ＢＥＡＲ？
(￣(ｴ)￣)ﾉ
NOOOOoooooo!!!
マジっすか？
非難小屋の横の看板にも、上山高原は生態系が豊富で、
でも実は、それは来る前から知っていました。
ですが何となく聞き流してたのですが、
さすがに現地にこれだけしっかり書いてあると、気になりますよね。
テントに入った後、それが頭から離れませんでした。
と言うのも、ここは今までに無いくらいに、生命観にあふれた場所でした。
昼間からカッコウなどの鳥が盛んに鳴いていましたが、
夜になると、何だか分からない生物が盛んに鳴いています。
夜半になると、かなりの数の鹿も表れました。
今まで遠くで鳴いてる鹿や、静かに近寄ってくる鹿はいましたが、
テントの横で盛んに鳴いてる数頭の鹿は初めてです。
明らかに歓迎されてない、警戒してる様子。
ですがある意味、鹿がいると言う事は、今は熊はいないと言う事。
その後、何度かまったくの無音になった時が、本当に怖かったです。
最悪、すぐ横の避難小屋に逃げ込むか、
バイクのエンジンを掛けようと思ってました。
そうは言っても、年に一度子供もキャンプする所だから、
熊なんか出る筈が無いと自分に言い聞かせますが、やっぱり眠れません。
恐怖で寒いのか気温が低いのか、
＃３のシュラフにフリースで入っても寒かったです。
また、それとは別に、何故か夜半に車が通り掛り、
例外なく停まってこちらを見て行きます。
酷いのは、テントに入ってすぐと夜中に２度来たカップルもいました。
よっぽど変な奴に見えたんでしょうか？
下りて来て何やら話して立ち去りました。
動物やら人間やらで、まったく眠れずに朝を迎えました。
ＡＭ４：３０頃になると辺りが明るくなり、安心出来て少し眠れました。
ですがＡＭ６：００頃になると山に入って来る車が結構通り掛るので、
仕方なくＡＭ７：００起床。
無事朝を迎えられました。
この頃には鳴く動物もまたカッコウに変わり、穏やかな朝となりました。
朝食を食べてテントを撤収したら、帰路に付きます。
途中で２箇所キャンプ場を下見し、雨に降られながら帰宅。
今回は思いがけずに怖いキャンプとなりました。
恐らく考え過ぎだとは思いますが、やっぱり何だか怖かったです。
ここにまた１人でキャンプに行く事は無いでしょう。
雰囲気はかなり良いんですけどね。
理想としては、小型のキャンピングカーで行ってＢＢＱを楽しみ、
夜は車で寝る事かな？
気に入れば場所を非公開にするつもりでしたが、
恐らくもう行かないと思うので、公開します。
我こそはと言う方、是非行ってみて下さい。
