トライアンフ・タイガー800試乗。

この所開催されていた、国内4大メーカーの試乗会も終わったのですが、
トライアンフに私の求めている車種があると聞き、試乗しに行って来ました。

調べるとトライアンフのディーラーは私の住む市内にもあるのですが、
店が小さくて展示車が少ないみたいなので、
少し遠い鶴見のディーラーに行って来ました。



店に入ってすぐ、トライアンフのスペースになっていて、



その奥がアプリリアのスペース。
更に奥がスズキのスペースになっていました。
よく分からない店の形態ですが、とにかくお洒落ですね~。

すぐに店員さんに言って、お目当ての車種に跨らせてもらいます。



私のお目当ては、タイガー800です。
これはデイトナの675ccエンジンをボアアップした、
ミドルアドベンチャーツアラーです。
どちらかと言うと、ロードよりのモデルになります。
事前にスペックは調べてあったのですが、目の前にするとかなり大きい。
跨ってみると、FZ1よりも足付きは悪く、踵が浮きます。
ハンドルも遠めで、見た目通りの大きさです。
Vストローム650が車体は大きいけどコンパクトなポジションだったので、
それとは全然違います。



ハンドル回りは派手さは無いものの、
しっかりまとまっていて安っぽさはないです。
キーはトップブリッジの手前にあり、その横には電源がありました。
跨った目線から見るバイクの上部は、かなり格好いいですね。
鋭角的なタンクに入ったトライアンフの文字は、所有欲を満たしてくれます。



続いては、タイガー800XC。
同じタイガー800ですが、長いサスペンションと21インチスポークホイール、
その他若干の違いから、こちらはオフロードよりのモデルです。
跨ってみると、足がツンツンです。
正直、荷物満載でバランスを崩したら、あっと言う間に転がしそうです。
格好は良いんですけどね・・・。

続いては、こちら。


タイガーエクスプローラー。(写真撮り忘れた・・・。)
これははっきり言って、私に扱いきれるもんじゃありません。
まさに重戦車と呼びたくなる車体ボリューム。



ガンダムで例えるなら、ロックオンが搭乗するガンダムデュナメス
ですが、跨ると案外しっくり来ます。
テネレの立ったような座り心地ではなく、どっしりとしたツアラーです。
足付きも車重があるせいか、タイガー800XCよりもいいです。
ですが、やっぱり259kgの車重と200万円の車体価格は無理です。

最後に跨ったのは、これ。



タイガー1050。
800が出て日の目を見なくなったバイク。
800と違い、完全なオンロードモデルです。
でも今となっては、やっぱりパッとしないかな?

一通り跨ったら、試乗させてもらいます。
選んだのはもちろん、タイガー800。
受付をして、コースを聞いて出発。



初めて乗る3気筒バイクですが、面白い感覚ですね。
特に癖も無く、スムーズに加速します。
800の割にはトルクもある感じで、トップギヤ低回転からの加速も、
ノッキングなどせず加速して行きます。
エンジン音はかなり独特で、ビュンビュンと言うかミャンミャンと言うか?
ポジションはステップがかなり前よりのオフロードっぽい位置ですが、
ハンドルは少し低目の遠目。
若干ハンドルとステップのバランスが悪い気もしますが、
これでも日本仕様にハンドルクランプを回転させて、
オリジナルよりもハンドルを近づけてあるそう。
小さめのフロントスクリーンですが、遠いし角度もあるので、
しっかりと風を防いでくれてるようです。
ハンドリングは悪くは無いのですが、サスはかなり硬めです。
しかもフロントにはプリも減衰も調整機能は付いていません。
ここは若干マイナスポイントかな?

ですが、トータル中々面白いバイクだと感じました。

Vストローム650が、肩肘を張らない丁度良いバイクだとしたら、
タイガー800は、見た目も走りも所有欲も満たすバイクだと思います。

Vストロームが何処にでも入って行きたくなる良い足で、
タイガー800は走りそのものを楽しめるバイクだと感じました。


ただし、今はタイガーの見た目のインパクトに惚れてる感じもあります。

値段的にも大きく違うので、どちらが良いとは言い切れませんね。