「おおかみこどもの雨と雪」を観て来ました。

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１日の水曜日。
この日は映画が終日１０００円だし、仕事が早く終わる日。
丁度良いので、仕事終わりで映画を観て来ました。
 
 

 
今回観て来たのは、「おおかみこどもの雨と雪」
スタジオジブリの「ハウルの動く城」の監督をする筈だったのも、
一部では有名です。
その細田守監督の最新作。
 
 
ネタばれになるので、今回も内容についてはあまり詳しくは書きません。
上記の予告で、雰囲気は伝わると思います。
今回の作品は、単純に言えば家族の１３年にわたるお話。
 

 
前回作品のような、大衆娯楽的なドキドキなどはありません。
当初は泣ける映画かと思ってましたが、それとも違う感じです。
結構淡々と子供を抱えた母と、こども達の成長を描いています。
 
私の感想は、ジワジワと来る作品だな思いました。
だんだん成長していくにしたがって、変化していくこども達。
最後には、それぞれの旅立ちで、ばらばらになってしまう。
特に雨の選択には、考えさせられる物があります。
この映画では１３年を描いてますが、この家族の物語はまだ続くのでしょう。
 
映像的には、とにかく自然の描写がすばらしい。
雨・雪・滝・森。どれも匂いたつようです。
こども達が駆け回るシーンでの、低い位置のカメラワークも臨場感があります。
人間のしぐさにしても、アニメアニメしたわざとらしさは少ないです。
一転、こども達のはしゃぎ回るシーンでは、アニメっぽくもなります。
 
今回の映画の為に、新たにスタジオを起こしたそうですが、
その為か、少しだけ作画の荒い所はありました。
ですが、今や細田守監督の代名詞と言っても良い、影の無い人物作画、
その分、縦横無尽に動き回ります。
 
この映画は、ナレーションは娘の雪ですが、
母親の花の目線で描かれています。
花役の宮崎あおいはどうかと思いましたが、中々好演してたと思います。
特筆すべきは、雪の幼年期を演じた大野百花でしょう。
雪のやんちゃな少女時代を、巧く演じてたと思います。
 
 
こども連れで観に行っても、ちょっとこどもには伝わらない作品かもしれません。
 
ですが、親世代には楽しめる作品だと思います。