北の国へ。

一部の方にはもう教えてましたが、
 
私、この盆休みに、初めての北海道ツーへと旅立ちます。
 
 
事の顛末は、今年冬。
かねてより北海道の友人達や、北海道に行った経験のある友人達から、
熱烈なラブコールを受けていました。
ですがそこは、ケチでつまらない性格の私。
日程的にも金銭的にも、無理と断り続けていました。
ですが、さすがに今年は行こうかなと考えてました。
それも、2泊3日くらいの予定で飛行機で。
それを春の全国ミーティングの時に、みんなに相談するつもりでした。
 
ですが、あの震災です。
 
北海道の友人も復旧作業に借り出されたようで、
当時は、とても旅行なんて言ってる場合じゃありませんでした。
そしてそのまま全ミも延期に。
 
その後のGW。
私が信州ツーに行ったのは、以前の記事の通り。
ケチな私にしては、GW直前での思い切った行動でした。
何だかんだで景色は堪能出来なかったのですが、それでも妙に楽しかった。
 
その余韻を残したままGWは終わり、翌日から通常業務。
午前中に仕事をしながら、会社のカレンダーを覗き込みます。
「今年の盆は5連休か・・・。
 3日有給が取れたら、土日を絡めて10連休・・・。
 10日あれば北海道も行けるなぁ・・・。」
完全に前日までのツーの余韻が残ってます。
そのまま上司と社長に相談。
何と、OKを貰えました。
 
仕事から帰宅し、すぐに北海道の友人に報告。
日程だけ告げて、お世話になりますと。
 
ちなみに、そこまでしてからフェリーの料金などを確認するアンポンタンです。
 
さて、いざ行くとなると、それなりに準備も必要。
北海道ではキャンプを何泊かする事になるので、キャンプ道具は必至。
それをここの所、探し回っていたんです。
 
ですが、それよりもまず、どうやって北海道に渡るかが重要。
一般的に関西からは、舞鶴~小樽のフェリーで行くのが普通。
私もそのつもりでいたら、悪魔の囁きが・・・。
 
「バイクを送って、自分は飛行機で行っちゃえ。
 その方が長く北海道にいれるよ。」
 
なぬ?そんな方法があるんですと?
 
調べてみると、北海道へのバイクの輸送は、
フェリー代金の人間+バイクと同じくらい。
それプラス、往復の飛行機代。
飛行機代も、格安航空券を取れれば、往復で2万円で行けそう。
フェリーだと往復でそれぞれ1日ずつ潰れます。
それが飛行機だと、朝行って晩に帰れば、丸2日日数が無駄になりません。
2万円で2日長くいれるなら、悪くない提案です。
 
もうすっかり飛行機で行くつもりで、郵送業者へも予約を入れました。
で、肝心の飛行機のチケットはと言うと、搭乗の2ヶ月前からしか取れません。
ちなみに、フェリーも一緒。
聞く所によると、飛行機の格安チケットは争奪戦になるとの事。
しかも争奪戦は、フェリーの方が酷いと言う情報も。
 
そうこうしてる内に、最初の飛行機の予約日が近づいて来ました。
ところが、HPをチェックすると、
想定していた金額よりも、大幅に値段が上がっています。
これはもう無理だなと思いつつ、一応一番安いチケットをGETしてみます。
 
飛行機とフェリーのチケットは、
申し込みの曜日の関係で、飛行機の予約の方が先。
もし飛行機が駄目なら、翌日フェリーの予約をします。
 
当日の朝、携帯を握り締めて、パソコンに向かいます。
AM9:30から予約開始なので、時間丁度に予約ボタンを押します。
途中までは順調に進めましたが、あと2クリックの所でアウト。
結局、通常料金しか空きがありませんでした。
通常料金だと、フェリーの倍の費用が掛かるので、飛行機は断念。
 
翌日の朝、仕事の合間に携帯を握り締めて、時間を待ちます。
フェリーの予約はAM9:00からです。
AM8:59にフライング気味で発信。
プププ。プルルル~。
お!繋がりました!
「こちらは営業時間外です・・・」
時間前のアナウンスが流れてたので、すぐに切り、リダイヤル。
プププ。プルルル~プルルル~プルルル~。
おお!何とリダイヤル一発で繋がりました。
ここからは、日にち・人数・部屋・バイクの有無を伝えて、予約確定。
そのままカード決済の手続きをして終了。
 
何とも、呆気ない。
 
聞いていた争奪戦は何処へやら。
ですが、その日の昼には、バイク置き場は満車になってたそうです。
 
この事を仲間内に話すと、
「奇跡だ。ありえへん。」との意見が飛びます。
「帰りの便は、土曜日だからかなりの争奪戦になる。」
「昼まで繋がらないぞ。」とも。
 
そして迎えた、今日の朝。帰りのフェリーの予約日です。
先日の行きの便と同じ作戦を取ります。
AM8:59と同時に、フライング気味で発信。
プププ、ツーツー。
あか~ん!!話し中やん!
すぐにリダイヤル。
プププ、ツーツー。
きゃ~~!!
さすがにちょっと焦りだしました。
すぐに別の場所にTEL。
 
フェリーは何箇所もある予約センターや、
各地の港の何処ででも予約可能なんです。
 
プププ、ツーツー。
むむむ~~~!
他の場所へTEL。
プププ、プルルル、プルルル。
お!繋がった!?
「申し訳ありませんが、時間外の為・・・」
なんでやねん!時間過ぎてるやん!
そうこう言ってる内に、AM9:00になりました。
改めて、始めにTELした、行きのチケットを取った所にTEL。
プププ、プルルル~プルルル~プルルル~。
おお!!繋がった!
 
やっほう~!おめでとう~!繋がればもう大丈夫!
 
そのまま予約日などを伝えて、予約終了。
 
後で携帯の発信履歴を見ると、繋がったのはAM9:00ジャスト。
結局70秒ほどのチケット争奪戦でした。
70秒と言えど、最後の方は少し血の気が引いてましたね。
最悪、帰れなくなるんじゃないかと。
 
帰宅してフェリーの予約状況を見ると、部屋もバイク置き場もガラガラでした。
そんなに焦らなくても大丈夫だったみたい。
毎年こうなのか、今年は例外なのか、
チケット争奪戦は、聞いてたほどじゃなかったです。
 
 
こんな感じで、北海道行きが決定しました。
今まで触ることが出来ない絵に描いた餅状態だったものが、
往復のチケットが取れて、ようやく実感が湧いて来ました。
 
 
これから盆までは忙しい日々となりそうです。
 
キャンプの予行演習もしないとね。