鈴鹿レース観戦記。

昨日は、初めて鈴鹿にレース観戦に行ってきました。

ですが、当日の朝まで行くかどうか悩んでました。

と言うのも、当日の天気はPM3:00から強い雨予報。

悩んだのですが、巧くすればレース中は雨に遭わないかもしれないので、行ってきました。

前売りチケットも買ってありますしね。

ただ帰りは確実に雨なので、ジャケット代わりにカッパの上を着てオールウェザーのブーツで行きました。


出発前にブレーキパッドの交換。

強烈に効くZCOOだと、ウエット路面であっさりロック&転倒しそうなので、ノーマルに換えておきます。

AM8:00出発。西名阪~名阪国道経由で鈴鹿へ。

夕方から雨予報ですが、この時点では快晴でした。

AM10:00に着くと、既にウォームアップランが始まっていました。

YSPブースで受付けをして、帽子・タオル・旗の応援グッズを貰います。

座席はすべて自由席なのですが、YSPで確保してある所にみんなで集まって応援します。

メインスタンドに座席を確保し暫くすると、いよいよ始まりました。


注:私は80~90年代のWGPなら詳しいのですが、近年のMOTOGP・国内レースは詳しくありません。

誰がどのメーカーのバイクなのかも、チンプンカンプンです。

詳しいレース展開や結果を知りたい方は、ご自分で検索して下さい。


まずはST600から。




2週走ってからスタートなのですが、既に排気音でビビッてます・・。

いよいよスタート!ところが数週したところで、小西選手が最終コーナーでハイサイド

これで赤旗中断となり、再スタート。

小西選手の転倒で、チャンピオンは手島選手の手に。


続いてお待ちかねのJSB1000のレース1。




このクラスには知ってる選手が数人います。

もちろん、昨年のチャンピオン・ヤマハ中須賀選手の応援です。

ホンダの伊藤選手も長くやってますね。

私が中学の頃、スポット参戦したWGPで活躍して「シンデレラボーイ」と言われてたのに、未だ現役とは。

今シーズンの中須賀選手は、新型R1に苦しんでおり、この時点で9ポイント差のランキング2位。

これはこの日の2レースを勝つしか、逆転の望みはありません。




まもなくスタート。


(某YSPの旗、邪魔でした・・・。)

中須賀選手が逆バンク~ダンロップ下でトップに躍り出ます。

その後は伊藤選手と激しいトップ争い。

伊藤選手がトップで最終ラップに突入。

逆バンクで中須賀選手が仕掛け、ダンロップ下でぶつけながらもトップを奪い返し、そのままチェッカー。

中須賀選手が大逆転で優勝し、チャンピオンに望みを繋ぎました。

それにしても、新型のYZF-R1は独特のサウンドです。

ドカの1098のような、2気筒のような重低音です。


白熱したレースの後、YSP応援団はピットウォークに。

YSP経由でチケットを購入していれば、無料でピットウォークが着いてきました。ラッキ~!

ピット裏で応援団と中須賀選手とで記念撮影をして、後はフリー。




先ほどトップ争いをしたマシンが、間の前に・・・。




次のレースの準備の邪魔にならないように、見学。

後は各チームのピット・マシン・お姉さんを見てまわりました。







そんな事をしていたら、この日引退セレモニーを行う中野選手のデモランを見逃してしまいました。




何とか、最後のバーンナウトは見れましたが・・。


ピットウォークが終了し、再びレース開始。

先ほどはメインスタンドで観戦してたので、今度はコーナー側に行ってみます。

ところが、ここで予報より早く雨が降り出しました。

とりあえず寒さしのぎに、雨の中カッパを着てラーメンをすすり、座席の確保。

雨のせいか、いつもこうなのか、コーナー側はガラガラ。

私は逆バンクの1つ目に陣取ります。

ここからだと、ストレートエンドからダンロップ下まで見渡せます。

午後からのレースの最初はGP125。

125ccと言えど、迫力がありました。

ストロークの中に1台だけ4ストロークのマシンがいて、異彩を放っていました。


続いていよいよJSB1000のレース2。

生憎路面はヘビーウエット。

ですが、こんな路面状況の中をライダー達は、もの凄いペースで走っていきます。

いよいよスタート!と思ったら、何とコース上にオイルが出ており、スタート中止。

暫く清掃作業のち、最スタートに。


レーススタート!中須賀選手がトップで1週目を行きます。

しかし途中で秋吉選手に抜かれ、2位のままレースが進行。

ランキングトップの酒井選手は4位。このポジションだと中須賀選手に逆転チャンピオンを奪われてしまう。

終盤、酒井選手は3位の伊藤選手にS字の入り口で仕掛けるが、接触

酒井選手のマシンは、火花を上げながら転倒。伊藤選手もコースアウト、順位を落とします。

これでこのままチェッカーを受ければ、中須賀選手の逆転チャンピオンが決定しますが、

中須賀選手は更に上を狙います。




最終ラップのブレーキング勝負でトップに躍り出るものの、

S字の入り口でバックマーカーに阻まれ、再び秋吉選手に抜かれてしまいます。

追いたいところですが、逆バンクの2個目までバックマーカーの処理に手間取り、逆転ならず。

ですが、2位チェッカー。堂々の逆転で2年連続のチャンピオンとなりました。




中須賀選手のウイニングラップ中、座席の一番前まで出てヤマハの旗を振っていたら、

目の前で停まる位までスピードを落として、手を振ってくれました。




優勝した秋吉選手。


JSB1000は終ったし雨も酷いので帰ろうかとも思いましたが、

最後のGP250はこのレース限りで廃止になるそうです。

それなら最初の最後に見ておきましょう。




と言っても、こんな天気でしたが・・・。

かつて青木兄弟・原田・宇川・加藤・中野選手らを輩出し、世界に一番近いカテゴリーだっただけに、

このGP250がなくなってしまうのは、残念です。

すべてのレースを見終わり、帰ります。




鈴鹿サーキットを出る頃には、すっかり暗くなっていました。

でも、大変なのはこれからでした。

サーキット周辺で渋滞。真っ暗な道で雨の渋滞は最悪です。

名神も渋滞してるでしょうから、名阪国道で帰ります。

ところがこちらも事故渋滞。おまけに豪雨で前が見えません。

何とか針TRSまで辿り着き、コーヒーで暖を取ります。

その後は渋滞も無く、西名阪~近畿道で無事帰宅。

そのまま熱い風呂に直行しましたが、ヘルメット・地図・財布はずぶ濡れでした。


雨を覚悟して行ったので、雨に遭ったのは仕方ないと思います。

それよりも初めて観戦した生のレースに、大満足でした。

来年もぜひ行きたいです。

来年は8耐も行きたいな~。