シングルシートカバー製作記・マスター編。

昨日発表しましたシングルシートカバーの受注ですが・・・・、


大苦戦中です!!


訪問して下さる方は多いのですが、商品に魅力が無いのか、値段が高すぎるのか・・・、

なかなか購入希望をして下さる方は、いらっしゃいません。

このままだと、大量の在庫と負債を抱えそうです・・・。

これは今後どう販売するか、考えないといけないようです。


さて、今日からシングルシートカバーの製作記を付けて行きますが、

皆さんあんまり興味ないかもしれませんね。

でも、ただの独り言だと思ってください。

なお、途中専門的な事も出てきます。

詳しくない方には、チンプンカンプンヘキサゴンかもしれませんが、

「ああ、そうなんだ。」程度に聞き流してください。


まず、量産するに至る経緯は、オフ会などで量産を求める意見が多かったからです。

最初、あまりにも大変なので量産は無理と言っていたのですが、リクエストも多い。

一応11月頭から、必要な道具・材料の見積りを出していまして、

12月頭のオフ会でも量産の声があったので、オフ会後製作を開始しました。


まず量産するには型が必要です。

型を作るには、元になるマスターが必要です。

一からマスターを作るのは大変なので、以前私が作った自分用のシートカバーをマスターにします。

そのシートカバーの作る工程は、書庫を整理して「シングルシート製作記」に移動しましたので、

そちらをご覧下さい。

まずはこのシートカバーをバラバラにします。



以前作った物は、自分用なので多少妥協した所もありました。

ですから、それをそのまま量産する訳には行きませんので、

一旦ばらしてもう一度組み直します。



インナーパーツも同様に。



バランス取りをした後、裏から固定し表面をパテ盛りしていきます。

それを削ったり盛ったりを何度も繰り返し、形を整えていきます。



それにサフェーサーを吹き、形のいびつな所・ピンホールなどを再度パテ盛り。



インナーも同様に。



何度も繰り返し、出来上がったところでバイクにフィッティングして見ます。



OKなら、耐水ペーパーで400~2000番まで磨いでいきます。

これで形は完成。



これに耳と言うものを付けていきます。



これは直接製品になる部分ではないのですが、

これがあるのと無いのでは、型の強度・離型のしやすさ等に大きく影響してきます。

この部分は0.5mm程のアルミの板で作って行き、

マスターの裏側に固定します。

あとこれに成型し易くする為に、足となる木材を付ければ、マスターの完成。


明日は、型取り編です。

ちょっと専門的な事も出てきます。


お楽しみに!