飛ビ散ラナ~イ!

注意!この記事を書いた時点では、かなり良いルブだと思いましたが、

長期使用した結果、致命的な欠陥があると判断しました。

記事はこのまま残しますが、出来ればこのルブは使わない方が賢明です。



先日駄目駄目を出したelfのチェーンルブですが、

堪えきれずに、換えました!

今回導入するのは、nantec-systems DRY CHAIN LUBEです。






聞いた事の無いメーカーですが、なかなか面白そうです。

これはFZ1仲間の十六夜さんに教えてもらいました。

今までのホワイトタイプやelfのクリアーと違い、完全ドライタイプです。







チェーンにクリアーコーティングしたようになり、硬化後はまったく手にも付きません。

この利点として、まったく飛び散らない。

その為、ホイール・スイングアーム等が汚れる事もない。

また完全ドライなので、埃や砂などが付かないので、チェーンが汚れにくい。

結果、チェーンの耐久性もあがるそうです。

また、汚れにくいので、カラーチェーンなどにも最適。

水で落ちにくいので、雨の日にもパフォーマンスロスが少ない。


実際の使用方法は、上記のメーカーサイトにあるとおりです。

折角のドライタイプなので、使用する前には完璧にチェーンを掃除します。

クリーナーで吹き、ウエスを紐状にしてチェーンの内側を一齣ずつ掃除します。

綺麗になった所で、説明書通りに散布します。

一齣一齣全部です。

薄く散布するのがキモみたいですが、多くても削れて無くなります。

5分もすれば、手にも付かなくなります。

この時点では、フリクションロスがかなりある印象です。


実際に走ってみます。

ウエットのシャラシャラ回る感じではなく、ちょっと重い感じ。

でもこれは最初だけですし、気のせいかもしれません。

暫く走れば気にならなくなります。

100km程走った後見てみると、ホイールが少し汚れています。

これは大部分は道路の埃で、少しルブもありそうです。

多く付いたルブが削れたのでしょう。

ホイールに付いたルブは、液状ではなくザラザラした固形の物です。

これは初期だけでしょうし、パーツクリーナーで綺麗になります。


使ってみた感想は、素晴らしい!

これぞ私が求めていたルブです。

メンテナンスは楽そうだし、汚れも付きにくい。

耐久性が何処まであるか解りませんが、ウエットの物よりはもつでしょう。

肝心のフリクションロスですが、これはやはりウエットに軍配が上がります。

ですが、100km走行後センスタを立てて後輪を回して見た所、

ウエットタイプと遜色無いくらい回りました。

チェーンの周りの汚れは気にしない・フリクションロスが無いのが一番、と言う方には向きません。

ですが、チェーン周りを綺麗に保ちたい・メンテは楽な方が良い・雨の日にも乗る、

と言う方にはお薦めです。